猫の『パンダ』は、2歳半のメス猫です。パンダは新しい家に来た時から、飼い主のリエルさんのことが大好きで、片時も離れようとしませんでした。
ある日、パンダの大好きなリエルさんが妊娠して、どんどんお腹が大きくなってきました。するとパンダは、大きくなったお腹に頭をこすりつけたり、喉をゴロゴロと鳴らし、お腹を守るように抱きしめ始めたのです。
パンダは9ヶ月間、ずっとリエルさんのお腹を守り続けてきました。
そして、無事に赤ちゃんが生まれました。
初めて会う赤ちゃんに少しビックリしたパンダでしたが、赤ちゃんの匂いを嗅ぐと自分の弟だと分かったようです。
それからというもの、赤ちゃんといっしょにベッドで遊び、匂いを嗅ぎ、いっしょに眠ります。
パンダは、リエルさんの大きなお腹を抱きしめていた時と同じように、赤ちゃんを抱きしめています。
赤ちゃんがベビーベッドで眠っていると、その隣にはいつもパンダがいます。そして、「あたしにまかせて」と言っているかのように、リエルさんを見つめて鳴いてくるのです。
リエルさんの家にはパンダの他に、もう1匹猫がいるそうなのですが、その猫もパンダの姿を習って、赤ちゃんを大切にしてくれているそうです。
赤ちゃんはすぐに大きくなりますが、きっとパンダはいつまでも赤ちゃんを守り続けていくでしょう。大切な家族といっしょに、これからも楽しい毎日を送っていって欲しいですね♪
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