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『エルフ耳』を持った小さな身体の子猫。保護先で元気を取り戻してお腹を満たすと、幸せいっぱいの子猫へと生まれ変わる

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先月、保護施設『ベビー・キトゥン・レスキュー』の創設者のキャロライン・グレースさんの元に、一緒に保護活動を行なっているアレハンドラさんから、緊急の助けが必要な小さな子猫についての連絡が入りました。

子猫は元々、母親や兄弟と共に路上にいるところを保護されました。兄弟は健康に問題がなかったため、保護されてすぐに新しい里親さんの元へと旅立って行きました。しかし、その子猫だけは非常に衰弱していて、獣医さんの治療と養育主さんのケアが必要だったのです。

キャロラインさんは子猫の窮状を知るとすぐに養育することを申し出ました。「アレハンドラさんの話を聞いた私は、『No』と言うことができませんでした」とキャロラインさんが言いました。

「子猫が私の元に到着した時、子猫の身体があまりにも小さくて驚きました。彼女は歯の発達具合から約3週齢だと分かりましたが、生後2日の子猫ほどの大きさしかありませんでした。私は彼女に『小さな火』と言う意味の『エイデン』と名づけました。彼女はとても小さな身体をしていましたが、生きたいという強い意志を持っていました。」

エイデンは非常に痩せ細っていましたが、愛情を強く求めていて、最初の12時間はキャロラインさんから離れることを拒否しました。

キャロラインさんはエイデンを優しく撫でて、ここが安全な場所だということを伝えました。「私がどれだけエイデンを抱きしめても、彼女のお腹がどれほどいっぱいになっても、暖かいベッドで横になっても、決して彼女は鳴き止みませんでした。」

翌日になるとエイデンは哺乳瓶にしがみついて、勢いよくミルクを飲み始めました。するとエイデンの喉がゴロゴロと鳴り始め、とっても幸せそうな姿を見せてくれるようになったのです。それ以来エイデンはミルクの時間になると必ず喉を鳴らすようになりました。

「エイデンは自分が安全な場所にいて、次の食事の心配をする必要がないことに気づき始めました。」

「毎回の食事の後、私はエイデンと多くの時間を一緒に過ごし、彼女がどれだけ愛されていて、決してひとりではないことを伝えました。」

エイデンは同じ年齢の子猫よりも随分と小さな身体をしていますが、特徴的な『エルフ耳』を持っていました。「私はこれまでにエイデンのような子猫を見たことがありません。彼女は不思議で愛らしい耳を持っていて、私にはそれが物語に出てくる神秘的なエルフの耳のように見えました。」

エイデンはキャロラインさんの温かい愛情を吸収しながら、すくすくと成長していきました。エイデンは歩けるようになるとすぐに部屋の中の探索を始め、オモチャでの遊び方も理解しました。

「エイデンは最初、哺乳瓶からミルクを飲んでいましたが、今では離乳食が食べられるようになっていて、トイレも使うことができます。彼女は上手に毛づくろいが出来るようになり、いつも嬉しそうにゴロゴロと喉を鳴らしています。」

エイデンには社会化のために友達が必要だったため、キャロラインさんは別の保護子猫の『フィグ』を紹介しました。「ふたりは出会ってから一緒に遊び始めるまでには少し時間がかかりましたが、数日後にはすっかり友達になっていて、いつも一緒に過ごすようになりました。」

エイデンは現在、身体の成長と共に耳も成長していて、最終的にエイデンの耳は他の子猫と同じように真っ直ぐになるそうです。

「エイデンは人間のことが大好きで、一日の多くの時間を一緒に過ごしたいと思っています。彼女はまだ身体がとても小さく、6週齢にもかかわらず4週齢の大きさしかありません。でも今の彼女はとても健康で、幸せで、室内生活を心から楽しんでいます」とキャロラインさんが嬉しそうに話してくれました。

こうして衰弱した状態で保護されたエイデンは、キャロラインさん達のおかげで新しい人生をスタートさせることができました。これからもエイデンはたくさんの愛情を受け取りながら、幸せな毎日を送っていくことでしょう。
出典:babykittenrescuelovemeow

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