凍えるような寒さの中、カナダのモントリオールに住む女性が、小屋の屋根から聞こえてくる子猫の声に気づきました。女性はすぐに地元の保護施設『シャトン・オルフラン・モントリオール』へと連絡を取りました。
「その女性は屋根の上から何とか1匹の子猫を救出しましたが、まだ別の子猫がいることに気づきました。その子の救出はとても難しく、とても時間がかかりましたが、何とか保護することに成功しました」と保護施設のセリーヌ・クロムさんは言いました。
「女性は2匹の子猫にご飯を食べさせて、生涯の家が見つかるようにと、私達の施設へと連れてきました。」
セリーヌさん達は毛の長い方の子猫に『モーツァルト』、もう1匹の子猫に『ショパン』と名づけました。
子猫達は動物病院で必要な治療を受けた後、養育ボランティアをしているヴァルさんの家に預けられました。子猫達はそこで、ヴァンさんや先住猫からたくさんの愛情を注がれたそうです。
子猫達を預かったヴァンさんはすぐに、2匹が離れて生活することができないことに気づきました。
「子猫達は常にお互いのことを補完し合っていました。子猫達は常に一緒に食事をして、一緒に寝て、一緒に遊んでいました。」
「モーツァルトはとても好奇心旺盛でイタズラ好きの性格です。いつもショパンはモーツァルトの後を追って、家の中の色々な場所で一緒に遊んでいます。」
「一方のショパンはとても甘えん坊な性格で、モーツァルトが静かな時は、人間とお話しするのが大好きです。子猫達はキャットツリーをとても気に入っていて、いつも上手に登っています。」
子猫達は片時も離れず、サヤエンドウのように一緒にいます。
そして常に寄り添い合っているのです。
ヴァンさんの家の中は、いつも子猫達の愛情で満たされているそうです♪
それから3ヶ月後、子猫達は随分大きく成長しました。もちろん子猫達はいつも一緒にいて、決して離れることはないそうです。
そして先週のこと、モーツァルトとショパンは同じ里親さんの家へと無事に旅立っていきました。
「モーツァルトとショパンは最初から分離することができませんでした。ふたりの絆の深さには驚くばかりです。ふたりはこれからもずっと一緒に暮らし、たくさんの幸せを分かち合っていくことでしょう」とクロームさんは言いました。
子猫達は現在、迎えられた家で最高に幸せな時間を過ごしているそうです(*´ω`*)
こうして凍えるような寒さの中、屋根の上から救い出された子猫達は、暖かい暮らしを手に入れることができました。いつも一緒に寄り添い合い、毎日が幸せいっぱいの子猫達に、自然と心が温まりますね♪