野良の生活が長く、身体がボロボロになっていた猫。優しい人達に助けられ、少しずつ幸せを取り戻していく姿に感動 (7枚)

猫の『ボズレー』は何年もの間、路上生活を送ってきました。そんな中、ボズレーを見つけた家族が、お腹を空かせた彼を見て、家の近くでご飯の世話を始めたのです。ずっと独りだったボズレーにとって、その家族が唯一信頼できる人達になりました。

しかし、それからしばらくして、家族は遠くの街へと引っ越すことになったのです。

「残念なことにボズレーはまた独りぼっちになってしまいました。その姿を見た近所の人が、彼を捕まえるために私達のところに捕獲器を借りに来ました」とボズレーを保護したシャノンさんは言いました。シャノンさんはその後、ボズレーを地元の保護施設『DCFF』へと連れて行ったそうです。

こうして2月20日、ボズレーの施設での生活が始まりました。

「ボズレーの身体の状態は非常に悪く、治療をする必要がありました。彼は身体に多くの傷があり、まぶたが切れていました。また、長年の路上生活で多くの歯が悪くなっていました」とスタッフのボニー・ピーチさんは言いました。

「私達の獣医は、最初の診察で彼の年齢を4歳くらいと推定しましたが、さらに診察を重ねた結果、彼がもっと高齢で8歳くらいだと分かりました。彼が路上で生活をしていた時に、他の動物か人間に怪我をさせられたようで、あまり他の生き物と関わらないようにしていました。しかし、彼は治療を受けているうちに少しずつ変わっていきました。」

ボズレーは獣医さんの元で悪いところを治していきました。まぶたの怪我を治し、いくつかの悪い歯を抜き、さらに全身にあった怪我を治療しました。獣医さんの話では、ボズレーの身体の一部はこれからも毛が生えず、耳はしばらく経過を見守る必要があるそうです。まだ回復途中のボズレーですが、獣医さんのおかげで危険な状態からは脱することができたのです。

ボズレーは施設のスタッフから愛情のこもったケアを受けました。「彼は自分を救ってくれた獣医にとても感謝しています。また、彼はスタッフに注目されて、可愛がってもらえることに喜びを感じているようです。愛らしい姿を見せるようになったボズレーに、スタッフ全員が恋をしました。」

ある日、ボニーさんがボズレーに近づこうとすると、逆にボズレーの方から近づいて来て、足の上に座りました。そして、大きな音で喉を鳴らし始めたのです。

「私はこの時、ボズレーを初めて撫でることができました。彼が私に頭を擦りつける姿を見て、とても幸せな気持ちに包まれました。これまで辛い時期を乗り越えて来たボズレーは、みんなに愛情を注がれ、こんなに大きく変わることができました。」

幸せそうなボズレーの姿はこちら。(動画)

「ボズレーはとても上手くやっています！ 彼はたくさんのご飯を食べ、日に日に傷が良くなっています。彼の変化にスタッフ全員が喜びを感じています！」

ボズレーは身体の痛みが無くなったことがとても嬉しいようで、いつもお気に入りのオモチャで元気に遊び回っているそうです。

その後、ボズレーは動物医療センターへと移りました。「ここには私達が管理している、保護猫専用の部屋がいくつかあります。ボズレーが新しい里親さんを見つけるまでの間、彼はここで楽しい時間を過ごすことでしょう。」

「ボズレーは何年もの間、自分の人生のために戦ってきました。そして、彼は獣医やスタッフ達に必要なケアを受け、元気を取り戻しました。私達は、彼がこれからずっと幸せな生活を送れるように、彼にふさわしい家を見つけたいと思います。」

こうして怪我を追ったボズレーは、優しい人達のおかげで、大きく変わることができました。ボズレーの変化を見ていると、人間の愛情がどれほど動物達に影響を与えるかがよく分かりますね。今まで苦しい時期を乗り越えて来たボズレーには、暖かい家と幸せな毎日が待っていることでしょう！

出典：daneferals.org