これは、カナダにある航空会社「カナディアン・ノース航空」でのお話です。以前、『山火事が迫る家に3匹の猫が取り残された!』の記事で紹介したカナダの山火事。甚大な被害をもたらした山火事の影響で多くの住民が家を失い、別の街への避難を余儀なくされました。
そんな中、一人の乗客が愛猫を連れて空港を訪れました。その乗客は山火事から避難して来た方で、これから避難先で働く場所を探すそうです。しかし、愛猫の世話をどうしたらいいか悩んでいたのです。
何とか力になってあげたいと思ったスタッフは、その乗客に「私達のオフィスで愛猫を預りましょうか」と提案したのです。
こうして猫の『ニャーニャー』はフライト管理チームのオフィスで、一時的に暮らすことになったのです。早速、スタッフがイスを用意してあげたところ、そのイスに乗ったニャーニャーは、周りのスタッフを監督し始めました。
新しい環境でもストレスを感じていないようで、楽しそうにオフィスの中を歩き回ります。
すっかりフライト管理チームの一員になったニャーニャーは、忙しいスタッフの心を癒してくれました。実は山火事の影響で通常通りの運航ができず、フライト時間の調整などで、スタッフ達は今まで以上に忙しい日々を送っていたのです。しかし、愛らしいニャーニャーのおかげで、とてもリラックスして仕事に臨めるようになったそうです。
チームの一員になったニャーニャーは、自分専用のスタッフカードも作ってもらいました。
今ではオフィスで働く全ての人がニャーニャーのことを愛しています。でも、いずれいなくなってしまうのがとても悲しいそうです。
みんなから愛されているニャーニャーは、今日も楽しそうにオフィスの中を歩き回っています。いずれ飼い主さんの元へ帰ってしまうのは悲しいことですが、その日が来るまで、より多くのスタッフの心を癒し、楽しい思い出をたくさん作ってくれることでしょう。
出典:facebook.com