人生に、もふもふを。

家々を転々とした後、何週間も路上での生活を強いられた猫。ずっと望んでいた温かい家に辿り着くと幸せいっぱいに!

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ある日、『ベネディクティン』という名前のハチワレ猫が、より良い生活を求めて、保護団体『ザ・ストレイ・キャット・クラブ』の元にやって来ました。

まだ1歳にも満たないベネディクティンは、これまでの人生の中で非常に多くのことを経験してきました。「ベネディクティンは家々を渡り歩き、最後は家の外に置き去りにされてしまいました。彼はそれから1ヶ月以上も野外で自力で生き延びてきました」と保護団体のスタッフが言いました。

ベネディクティンは厳しい路上で生き残るために、素早くその環境に適応しなければなりませんでした。

車の下に隠れていた猫出典:thestraycatclub

「ベネディクティンは食べ物を漁ったり、車の下に隠れたり、他の猫との争いを避けたりしながら何とか命をつないできました。」

そんな中、優しい人達が車の下に避難しているベネディクティンの姿を見つけました。彼らはすぐに行動を起こし、ベネディクティンを保護団体の施設へと連れて行きました。その後、スタッフ達が元の家族に連絡をしましたが、ベネディクティンが歓迎されることはありませんでした。

「ベネディクティンは私達の元で新しい生活を始めました。彼は養育主さんの家に移って、そこで変わり始めました。」

養育主さんの家に着いた時のベネディクティンは、とても怖がっていて不安そうにしていました。しかし、次第に愛情溢れる環境で落ち着いていって、日を追うごとに優しい目になっていきました。ベネディクティンはもう食べ物を探し回ったり、危険から逃げたりする必要がないことに気づき、本来の美しい性格が輝き始めたのです。

撫でられる猫出典:thestraycatclub

「ベネディクティンはどれだけ愛情を欲しているかを示し始めていて、私達はそれに喜んで応じています。」

養育主さんの家でリラックスし始めたベネディクティンは、お腹を撫でてもらうために寝転がるようになりました。そして前足で空中をこねながら、幸せそうな喉を鳴らすようになったのです。

ベネディクティンはこれまで自分の居場所が分からずに、いつも不安を感じながら生きてきました。でも今は養育主さんの温かい愛情を感じていて、いつも膝に寄り添ったり、抱きしめてもらったりしているのです。

「ベネディクティンは怯えた猫から、膝好きの猫へと変わりました。これまで長い道のりを歩んできた彼は、ようやくここまで来ることができました。」

撫でられる猫出典:thestraycatclub

「とっても優しいベネディクティンは、抱きしめられるのが大好きになりましたが、時々急に緊張することがあります。彼は誰かが素早く動くと緊張して、『シャー!』と声を出します。でも自分が追いかけられていないことが分かると、すぐに再び愛情を求め始めます。」

きっと愛情溢れる家の中で暮らし始めたベネディクティンは、この先ずっと注目の的になりながら、生き生きと暮らしていくことでしょう。そんな毎日が一日も早く訪れるように、スタッフ達は里親探しに全力を尽くすことを誓っていました。

スタッフ達はソーシャルメディアでベネディクティンの物語を共有して、迷子の猫から甘えん坊な猫になるまでの長い旅を紹介しました。

くつろぐ猫出典:thestraycatclub

すると素敵な家族がベネディクティンの愛らしい姿に夢中になって、家族の一員として迎え入れました。ベネディクティンはさっそく新しい住まいを探索しながら、自分が足を踏み入れた全ての場所を自分の王国だと主張し始めたそうです。

またベネディクティンは里親さんのオフィスでも、無邪気に猫の手を貸したり、椅子を温めたり、膝の上を占領したりしているそうです。

膝の上の猫出典:thestraycatclub

こうして家々を転々とし、何週間も路上での生活を強いられたベネディクティンは、優しい人達のおかげで最高の家に辿り着くことができました。そこには自分のことを愛してくれる家族がいて、いつも幸せに包まれながら楽しい毎日を送っているのです。
出典:thestraycatclublovemeow

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