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厳しい暑さから、衰弱した子猫を救った女性。2週間後に同じ特徴の姉妹を見つけ、再び命を救い出す

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今から数週間前の暑い日のこと、1匹の子猫がバネッサさんの家の外で見つかりました。バネッサさんは母猫の帰りを待ちましたが、いつまでも姿を現さなかったそうです。

バネッサさんは子猫の命を心配して、家の中に連れて行きました。

『プシエール』と名づけられた子猫はとても幼く、24時間体制でミルクを飲ませる必要がありました。そのためバネッサさんは地元の保護施設『シャトン・オルフラン・モントリオール』に連絡を取り、子猫を助けることができるかを尋ねました。

「プシエールは約2週齢で、体重は260gでした」とスタッフのセリーヌ・クロムさんは言いました。

保護施設に連れて来られたプシエールは、養育主のダニエルさんの家に運ばれました。そして、2時間おきにダニエルさんがご飯の世話を続けたそうです。

それから丸1日が経つ頃には、プシエールの体重は40gも増えていました。その後もご飯をモリモリと食べたプシエールは体重を増やし続け、1週間後には歯が生え始め、ハイハイができるようになったそうです。

そしてプシエールが発見されてから2週間後、バネッサさんは再び迷子の子猫を見つけました。バネッサさんは今回も保護施設に連絡をして、子猫を施設へと連れていきました。

今回保護された子猫もプシエールと同じ多指症の子猫だったため、プシエールの姉妹だと分かったそうです。

『コメット』と名づけられた子猫は、お腹の虫を駆除してもらうと、徐々に元気を取り戻していきました。保護されたばかりのコメットはとても人間を恐れていて、常に物陰に隠れていたそうです。

その後、ダニエルさんの家に来たコメットは、さらに元気を取り戻していきました。コメットはすっかりダニエルさんのことが気に入ったようで、ダニエルさんが隣にいないとご飯を食べないほどの甘えん坊さんになりました。

プシエールとコメットが見つかった場所の近くには、野良猫のコロニーがありました。地元の保護団体のボランティアは、不幸な猫がこれ以上増えないようにと、猫達のTNR(去勢や避妊を行い自然に帰す活動)に取り組み始めたそうです。

コメットは現在、感染症の治療があるため、まだプシエールには会っていません。今後、獣医さんのOKが出れば、すぐに姉妹は再会することになるそうです。

姉妹は今、別々の部屋で成長を続けていて、ダニエルさんが近づいて来ると、ゴロゴロと喉を鳴らしながら幸せそうに眠りにつくそうです♪

「ダニエルさんは姉妹の世話を一日中続け、姉妹の命を救いました。ダニエルさんはまるで本当のお母さんのように、幼い姉妹にたくさんの愛情を注いでいます」とセリーヌさんは話してくれました。

こうして別々の日に保護された子猫の姉妹は、安全な家の中で新しい人生をスタートさせました。多指症の猫は『幸福を呼ぶ猫』と言われていますが、きっとプシエールとコメットも、ダニエルさんや新しい里親さんの元に、たくさんの幸せを運んでくることでしょう(*´ω`*)
出典:Rescuechatonsmontreallovemeow

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