人生に、もふもふを。

引っ越した家族に置いて行かれた猫。お腹を空かせて迷い込んだ家で優しい女性に出会い、幸せな暮らしを手に入れる

0

ある日、保護猫の養育ボランティアをしているデビーさんの元に、同僚の女性から電話がかかってきました。「同僚は私に『住む家をなくした猫の世話をすることができないか?』と尋ねてきました。もちろん私はすぐに『Yes』と答えました」とデビーさんが言いました。

猫は元々、同僚の近くの家で暮らしていたのですが、そこに住んでいた家族は自宅を売り、猫を残して引っ越してしまったそうです。置き去りにされた猫は避難場所とご飯を求めて、近くの家々を彷徨い歩いていました。そして最終的に猫は同僚の家へと辿り着いたのです。

「猫はしばらく野外で生活していました。この辺りの冬はとても寒いのですが、幸いなことに彼は同僚の家に避難することができました。」

同僚の夫は猫アレルギーを持っているため、家のガレージを一時的に猫のための家にしていたそうです。

「ガレージにはベッド、暖房器具、そして水とご飯用のボウルが用意されていました。猫はまるで子犬のように同僚のことを追いかけ回していました。また彼はこの家で暮らすパグと一緒に散歩をするのが大好きでした。」

同僚は猫に新しい家を探そうと考え、養育ボランティアをしているデビーさんに助けを求めたのです。

話を聞いたデビーさんはすぐに同僚の家に猫を迎えに行きました。「猫は私のことを愛らしい姿で出迎えてくれました。彼の性格は甘くて穏やかです。彼は既にガレージが自分のものだと思っていて、堂々とガレージの中を歩き回っていました。」

デビーさんの家にやって来た猫は、すぐに新しい環境に慣れて、膝の上でくつろぐことに幸せを感じるようになりました。猫は再び独りぼっちはなりたくなかったようで、いつもデビーさんのそばで過ごしていました。

「私は猫に『バレンチノ』と名付けました。彼は非常に愛情深く、とっても優しい大きな猫です。」

保護されるまでしばらく外で暮らしていたバレンチノは、上気道感染症を患っていて、全身の毛が少しもつれていました。デビーさんはバレンチノの健康状態のチェックと予防接種、そして毛の手入れをしてもらうために動物病院へと向かいました。

獣医さんはバレンチノを診察して、およそ2〜3歳だろうと推測しました。獣医さんはバレンチノのもつれた毛をカットして、感染症の治療のために抗生物質を処方しました。

「バレンチノはとっても社交的な性格で、出会った人達全てに挨拶をして、擦り寄って、喉を鳴らしました。動物病院のスタッフ達はみんな、彼との会話を楽しんでいました。」

また色々なものに興味津々のバレンチノは、スタッフのパソコン作業を『手助け』しようともしていたそうです。

当初、バレンチノの病気が治ったら新しい里親さんを探そうと考えていたデビーさんでしたが、バレンチノと生活しているうちにすっかり離れられなくなってしまいました。そのため正式にバレンチノを家族の一員として迎えることに決めたのです。

こうして路上を彷徨い歩いていたバレンチノは、近所に住む優しい女性に助けられ、デビーさんの家族になりました。デビーさんの助けを借りて病気を治したバレンチノは、快適な家の中で幸せいっぱいの毎日を送っているそうです(*´ω`*)
出典:fosterkittyslovemeow

この猫の記事を友達にシェアしよう