シェア
ツイート
送るある日、体調の悪い迷子の子猫が路上で発見されて、地元の保護施設に運ばれてきました。その後、子猫の窮状を知った養育ボランティアのナージャさんが、子猫を養育することを申し出ました。
「子猫は身体が痩せ細っていて、全身の毛が荒れていて、目に感染症を患っていて、たくさんのノミがついていました。彼女は大変な状態の中で、必死に命をつなごうとしていました」とナージャさんが言いました。
『ロージー』と名付けられた子猫は、何とかお腹に食べ物を入れることができました。そしてロージーはまるで今までの分を取り戻すかのように、柔らかい毛布の上で長い時間眠り続けました。
その後、厄介なノミを全て取り除くと、ロージーはとても気分が良くなりました。
ロージーは美味しいご飯と適切なケアのおかげで目の腫れが治っていき、エネルギーが充実していきました。さらにロージーの回復が軌道に乗ると、ナージャさんに向かってたくさん話しかけるようになりました。
「ロージーは体調が回復するにつれて、徐々にお喋りになっていきました。彼女の瞳は日に日に澄んでいき、体重も順調に増えていきました。」
ロージーは保護から2週間で大きな進歩を遂げました。ロージーは食欲が旺盛になり、エネルギーが急上昇しましたが、欠けているものが1つありました。それはいつも一緒にいることのできる友達の存在でした。
そんなロージーがいる部屋からそれほど離れていない場所に、同じく友達を必要としていた『ミリー』という名前の子猫がいました。
ミリーはロージーが家に来る2週間前に母親のいない状態で発見されて、ナージャさんに育てられていました。
ミリーが保護された最初の夜、ナージャさんは休むことなくミリーの世話を行い、2時間おきにミルクを飲ませ続けました。そのおかげでミリーは翌朝には随分と元気を取り戻すことができ、哺乳瓶からミルクを飲むとゴロゴロと喉を鳴らすようになったのです。
「ミリーの体重は85gほどで、手の平に収まるくらいの大きさでした。彼女は早く大きくなりたくて、一生懸命にミルクを飲んでいました。」
ミリーが着実に体重を増やしている間に、ロージーは体調を回復させていきました。そしてふたりの準備が整った時、ナージャさんはふたりのことを会わせてみました。するとふたりはまるでずっと一緒にいたかのように、一瞬のうちにお互いのことを受け入れたのです。
「ロージーとミリーはすぐに意気投合しました。ふたりは転がりながら遊び始めて、数分後には寄り添いながら一緒に眠り始めました。」
それ以来、ふたりはお互いに切り離すことのできない存在になりました。ふたりは昼寝の時はいつも抱き合って、並んで食事をして、一緒にイタズラをして、全てのことをふたりで行いました。
「ふたりはお互いの姿が見えなくなるとすぐに鳴き始めました。ふたりはほぼ一日中お互いのことを追いかけたり、プロレスごっこをしたり、新しい遊びを見つけたり、部屋中を駆け回ったりしています。」
そんなふたりがナージャさんの机の下に犬用のベッドを見つけると、一緒に乗っ取る計画を立てました。そしてふたりは強引にベッドに飛び込んで、寝ていた犬を外に押し出したそうです。
「ふたりは犬を追い出して、ベッドの中でくつろぎ始めました。」
「ふたりの絆は本当に強く、誰にも切り離すことはできません。ふたりはこれからも一緒に成長を続け、同じ里親さんの元へと旅立って行くことでしょう」とナージャさんが話してくれました。
こうして路上でお互いに独りぼっちになっていたロージーとミリーは、出会った瞬間に最高の友達になりました。これからもふたりはお互いに愛情を注ぎ合いながら、いつまでも幸せに満ちた毎日を送っていくことでしょう(*´ω｀*)
出典：tiny.paws.fosters／lovemeow
