人生に、もふもふを。

病気のため成長が止まっていた子猫。保護先で出会った優しい女性が懸命に看護を続けると、元気いっぱいに成長を始める!

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今から4週間前、子猫の『ハミッシュ』が兄弟と一緒に保護施設『AWLA』に連れて来られました。ハミッシュの兄弟は体重が450gを超えていましたが、ハミッシュだけはとても小さく、140gで成長が止まっていました。ハミッシュは3週齢だったにもかかわらず、テニスボールほどの大きさしかなかったのです。

スタッフ達はしばらくハミッシュの世話を続けましたが、どうしても体重を増やすことができませんでした。そこでスタッフ達はハミッシュを動物病院『ノヴァ・キャット・クリニック』に連れて行き、獣医のエレン・カロッザさんに診てもらうことにしたのです。

ハミッシュは身体がとても小さく、シッポの毛が抜け落ちていて、お腹が不自然に膨らんでいました。そんな状態のハミッシュでしたが、エレンさんはその力強い鳴き声に強い意志を感じたそうです。

「ハミッシュの状態を確認すると、感染症による消化器疾患を患っていることが分かりました。私達は彼の症状を改善させるために、すぐに治療に取り掛かりました」とエレンさんは言いました。

そして3日後、ハミッシュはついに喉を鳴らし始めました。ハミッシュは徐々に元気を取り戻していき、みんなからの愛情を求めるようになっていったのです。

「ハミッシュは私達のことを信頼してくれていて、何か伝えたいことがある時は、いつも大きな声で話し掛けてきます。彼は私の仕事着のポケットに入ることと、夕方にソファーで一緒にテレビを見ることが大好きです。」

ハミッシュはまだ幼いため、寝ている間に体温が下がらないように、温度が調整できる保育器の中で眠っているそうです。

エレンさんはハミッシュをブラッシングする時はいつも、人間用の歯ブラシを使うようにしています。それは母猫の毛づくろいに近づけるためだそうです。

「グルーミングは身体を綺麗にするだけではなく、内面的なケアにも有効です。子猫達はみんなブラッシングに心地良さを感じて、幸せそうな表情を見せてくれます。」

エレンさんは一日中ハミッシュの看護を続けるために、仕事場にもハミッシュを連れて行きました。

「ハミッシュは約3時間ごとに食事をしています。彼は空腹になると、大きな声で私に教えてくれます。彼はウェットフードだけでなく、自分の体調に合わせて固形食も食べるようになりました。私が食事の準備を済ませると、彼はご飯の容器まで歩いてきて、好きな方を食べています。」

保護された時はとても衰弱していたハミッシュでしたが、エレンさんのつきっきりの看護のおかげで、数日のうちに元気を取り戻すことができました。そのためハミッシュは一緒に保護された2匹の兄弟『アドラベル』『トリバー』と再会を果たすことができたのです。3匹はすぐに一緒になって、幸せそうに過ごし始めました。

「ハミッシュは毎日新しいことを覚え、日に日に変わってきています。でも彼が一番好きなことは、相変わらず私の仕事着のポケットでゆっくりと過ごすことです。」

ハミッシュの体重は保護から1週間で2倍に増え、300gになりました。

「保護された時のハミッシュはとても気分が悪く、シッポの毛は抜け落ちて、お腹が不自然に膨らんでいました。彼の人生のスタートは非常に辛いものでしたが、現在は元気に毎日を過ごしています。彼はいつも幸せそうに喉を鳴らして、兄弟と一緒に遊んで、一生懸命に毛づくろいをしています。」

病気によって体重を増やすことができなかったハミッシュは、エレンさん達のおかげで新しい人生を始めることができたのです。

これからもハミッシュはエレンさんのポケットに幸せを感じながら、すくすくと成長を続けていくことでしょう(*´ω`*)
出典:thecatlvtlovemeow

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