人生に、もふもふを。

生後2日で置き去りにされてしまった子猫。保護先で立派なたてがみを生やし、毎日幸せそうに笑顔を浮かべる

0

ある日、生後2日の子猫の『セント・バートリール』(愛称:バーティ)がより良い生活を送るためのチャンスを得るために、保護団体『クリス・グリフィー・メモリアル・フィーライン・ファウンデーション』のエレン・カロッツァさんの元にやって来ました。

この時のバーティの体重は僅か70gで、24時間体制のケアとカテーテル給餌が必要でした。それから数日間の懸命な看護によって、バーティは少しずつ快方へと向かい始めました。

その後、バーティの身体を着実に回復させるために、養育ボランティアのキンバリーさんが自宅に連れて帰って、昼夜問わず世話を続けました。

幼い保護子猫出典:somdkittenfosters

「哺乳瓶からミルクを飲めるようになるまでには大変な時期が続きましたが、バーティは生きたいという強い意志を持っていました。彼女は体温を維持するためにほぼ2週間の間、保育器の中で過ごしました」とキンバリーさんが言いました。

バーティが動き回れるほどに体力が回復すると、2時間おきに保育器の手前のところで哺乳瓶が運ばれてくるのを待つようになりました。

バーティは食事の時間がやって来ると大きな声で鳴いて、キンバリーさんの声を聞くとさらに活発になりました。またバーティは幸せを感じると、喉をゴロゴロと鳴らすようになりました。

その後、バーティが保育器の外に出られるようになると、まるで新しい世界を探る探検家のように、養育部屋の中をヨチヨチと歩き回り始めました。

バーティは他の子猫達が部屋の中を走り回っていることに気づき、その行動を観察するようになりました。またバーティは部屋の中を見渡すために、魚型のベッドの頂上に登ることもありました。

その後、バーティはミルクを卒業して、トイレもしっかりと使えるようになりました。すっかり元気を取り戻したバーティは、自分よりも大きな猫達と仲良くなって、みんなと一緒に走り回るようになりました。

そんな中、バーティの身体にゴージャスな毛が現れ始めました。バーティの毛はまるでライオンのたてがみのようになって、日を追うごとにフワフワになっていきました。

「バーティの毛は毛先が黒く、根本の方は銀色か灰色をしています。」

またバーティはずっと何かを呟いているかのように、いつも口が少し開いた状態になっていました。そんなバーティがキッチンを闊歩する時は、そのゴージャスな毛を揺らしながら、まるでランウェイモデルのような姿を披露してくれました。

「バーティはお風呂のライフセーバーでもあります。彼女はいつもバスルームで私に危険がないかを見守ってくれています。」

「バーティはとても愛情深く、抱っこされたり膝の上に座ったりするのが大好きです。また別の保護猫の『フランキー・バングス』とプロレスごっこをするのが大好きで、フランキーの後ろ足が不自由にもかかわらず、毎回激しい試合を繰り広げています。」

そんな元気いっぱいのバーティは、毎日とっても魅力的な笑顔でキンバリーさんや家族のことを迎えてくれます。バーティはいつも幸せそうに喉を鳴らしていて、遊びたい気持ちが全身から溢れ出しているのです。

そしてバーティが里子に出る準備を整えると、すぐにバーティの前に生涯の家族が現れました。

「保護された時はあんなに小さかったバーティは、とっても魅力的でフワフワのヌイグルミに変身しました」とキンバリーさんが話してくれました。

そして先週末のこと、バーティは新しいお母さんの元へと引っ越していきました。バーティはすぐにお母さんの腕の中で丸くなって、幸せそうにゴロゴロと喉を鳴らし始めたそうです(*´ェ`*)
出典:somdkittenfosterslovemeow

この猫の記事を友達にシェアしよう