16歳の老猫『フニー』は、ずっと一緒に暮らしてきた飼い主さんを失いました。飼い主さんの娘はフニーを引き取りたかったのですが、残念ながら自分と息子が猫アレルギーだったため、家族に迎えることができなかったそうです。そこで良い家を見つけるために、保護施設『アレー・キャット・レスキュー』へと連絡を取りました。
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「私達はフニーを受け入れ、里親探しを引き受けました」とスタッフのブリアンナ・ブラントさんは言いました。
その後、施設にやって来たフニーでしたが、彼はひとりではありませんでした。フニーの親友のぬいぐるみが一緒だったのです。
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「フニーを連れて来た女性は、彼の好き嫌いリストを書きました。そこには一緒に来たぬいぐるみも書かれていました。彼はそのぬいぐるみを抱きしめるのが大好きです。」
ぬいぐるみはフニーに今まで住んでいた家のことを思い出させているようでした。「ぬいぐるみのくたびれ加減で、フニーがどのくらいぬいぐるみを愛しているかがよく分かりました。彼は少なくとも数年間、ぬいぐるみと一緒の時間を過ごしてきたようです。」
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フニーは現在、施設内のオフィスで一時的に暮らしていて、スタッフ達がしっかりと世話をしています。
「フニーはオフィスの仲間で、様々なことを助けてくれます。私達のオフィスは猫達が自由に歩き回ることができますが、彼は自分のスペースでゆっくりするのが好きなようです。」
フニーはどこかへ移動する時、必ずぬいぐるみも一緒に連れて行きます。そして、移動先でぬいぐるみに寄り添いながら、幸せそうな表情を見せてくれるそうです。
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この施設で働くスタッフの全員が、これほどまでにぬいぐるみを愛している猫を今までに見たことがないそうです。
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「フニーはお話しするのが大好きな猫で、離れた部屋からもニャーニャーという鳴き声を聞くことができます。そして、フニーの部屋に誰かが入ると、途端に鳴き止んで、愛らしい姿で甘えてきます。」
「フニーを連れて来た女性によると、彼は膝の上でくつろぐのも大好きだそうです。」
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「現在のフニーの趣味は、窓の外を行き交う車を見ることで、眠たくなると最愛のぬいぐるみと一緒に眠り始めます。」
フニーが施設に来てから1週間が経ちますが、フニーとぬいぐるみはいつも一緒で片時も離れることはないそうです。
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フニーはいつか新しい家へと旅立って行きますが、大好きなぬいぐるみと一緒なら、新しい環境でも安心して暮らしていくことでしょう。そして、ぬいぐるみと一緒の愛らしい姿で、里親さんの心を温め続けることでしょう。