猫の『バニー(キジトラ白)』と『フォックス(茶トラ)』は別の町で見つかった野良猫でした。保護施設『キャッツ・クレイドル・シェルター』のスタッフはそれぞれの場所でふたりを保護し、保護施設へと連れて帰ったのです。
「フォックスは白内障を患っていて、片方の目が見えませんでした。そしてバニーの方は新しい環境に恐怖を感じ、最初の4ヵ月間は誰も信用しませんでした」とスタッフは言いました。
スタッフは獣医さんのところへフォックスを連れて行き、手術をしてもらいました。無事に手術は成功し、フォックスの目は再び見えるようになったそうです。
また、バニーの方は養育ボランティアさんの家に行き、人間との生活を学びました。何ヶ月も愛情を注がれたバニーは、ついに自分の殻から出てきたのです。
「フォックスは目がちゃんと見えるようになり、気分が良くなりました。また、バニーの方は随分おしゃべり好きになり、養育主さんにキスをしたり、頭をぶつけたりするようになりました。」
そしてある日のこと、ふたりは保護施設で初めて顔を合わせました。すると次の瞬間、とても嬉しいことが起こったのです。
「ふたりはお互いを受け入れ、驚くほど強く結びつきました。私達がふたりの様子を見に行くと、いつもふたりは寄り添い合っているのです。」
バニーは安らぎを感じられる友達を求めていました。そして、フォックスとの出会いは、バニーに大きな変化をもたらしたのです。バニーはフォックスがいることで、とても心が安定し、周りの環境が変わっても怖がることがなくなりました。
ふたりはいつも同じ箱の中で寄り添っています。その箱はふたりで入るには少し小さいのですが、どうやらふたりはその箱がとても気に入っているようです。
「私達は今、バニーとフォックスを一緒に受け入れてくれる家を探しています。バニーだけでは、新しい環境や人に慣れるのにとても時間がかかるからです。フォックスには毎日2回の目薬が必要ですが、ふたりの姿は本当に愛らしくて、きっと新しい里親さんにもたくさんの幸せを届けてくれると思います。」
こうしてお互いに最高の親友を見つけたふたりは、これから先も離れることはありません。ふたりはお互いの温かさを感じながら、いつまでも幸せに暮らしていくことでしょう(*´ω`*)
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