人生に、もふもふを。

ずっと野良猫として暮らし、人間を恐れていた猫。助けてくれた保護主さんに、もう外には戻らないと全身で伝える!

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ある日、ワシントンで猫の保護活動をしているアシュリーさんが、捕獲器で1匹の野良猫を保護しました。猫は重度の上気道感染症を患っていて、苦しそうにしていました。また、今までに人間と接触したことがなかったようで、非常に人間を恐れていました。

猫の年齢は約6〜8歳でとても野生的でしたが、アシュリーさんには猫が心を開いてくれるという感覚がありました。アシュリーさんはすぐに地元の保護施設に連絡して、感染症の薬を手に入れ、猫の看病を始めました。

アシュリーさんは猫に『スタッド・マフィン』と名づけました。初めてアシュリーさんがご飯を運んで来た時、マフィンはとても興奮して威嚇してきたそうです。しかし一度アシュリーさんが悪い人ではないことに気づくと、キャットツリーの中からアシュリーさんのことを見つめ始めました。

「私は危険を承知でマフィンに手を伸ばしました。すると彼は私の手に頭を擦りつけてきて、目薬もささせてくれました」とアシュリーさんは言いました。

その後、アシュリーさんの献身的な看病のおかげで、マフィンの身体は数週間後には完全に回復しました。

しかし、マフィンはまだ人間を完全に信頼しておらず、一日のほとんどの時間を身を隠しながら過ごしていました。

「私はマフィンに、再び外での暮らしに戻りたいかを決めさせることにしました。私はキャリーに彼を入れて、彼を保護した場所へと向かいました。そして、キャリーの扉を開けたままにして、その場を離れました。しかし、彼は外での暮らしに戻ろうとはしませんでした。」

アシュリーさんはマフィンを自宅へと連れて帰り、ガレージを解放しました。また、ガレージにはマフィンが隠れるための小屋も設置しました。

「マフィンは次第にガレージの中を走り回るようになり、窓辺で外を眺めながら日向ぼっこをするようになりました。さらに同じ地域で保護した子猫とも一緒に遊ぶようになりました。」

アシュリーさんはマフィンが殻を破って、完全に人間を信頼するまでには、まだまだ時間がかかることを知っています。でも、たくさんの時間と愛情でマフィンが変わっていくことを確信しているのです。

「マフィンに会いたいという人が来週やって来ます。その人は彼のことをとても気に入っていて、彼を家族に迎えることに興味を持っています。きっと彼には素敵な未来が待っていることでしょう」とアシュリーさんは嬉しそうに話してくれました。

こうしてずっと野良として暮らしてきたマフィンは、再び野良に戻ることを拒否しました。現在、日に日に変わってきているマフィンは、いつか人間に完全に心を開き、家猫生活を心から楽しむ日が来ることでしょう。
出典:youngestoldcatladylovemeow

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