ある日、カリフォルニア州のフレズノにある教会の募金箱の中から子猫の声が聞こえてきました。驚いたスタッフは、すぐに募金箱を開けると、その中には口髭のある子猫が入っていたのです。
誰が子猫を箱の中に入れたのか、どのくらいの期間入っていたのかは全く分からないそうです。身体中がノミで覆われていたため、もしかするとどこかで拾われてきたのかもしれません。
子猫を保護したスタッフは、すぐに保護団体『The Cat House On The Kings』に連絡をしました。
保護施設に入った子猫はとても人懐っこい性格で、誰かが部屋に入ってくると、一目散に駆け寄ってくるそうです。
施設のスタッフは子猫に『サリー・アン』と名づけました。サリーはノミをとってもらったり、身体の検査などをしてもらったりして里親さんを迎える準備を始めました。
幸いなことに、サリーの里親さんの募集が始まると、すぐに里親さんが決まったそうです。新しい里親さんは、その人懐っこい性格と特徴的な口髭に魅力を感じたそうです。
こちらが里親さんの家で暮らすサリーの姿です。
こうして募金箱の中に入れられたサリーは、無事に温かい家に辿り着くことができました。箱の中に入っている時は、どんなに寂しかったことでしょう。辛い時期を乗り越えた分、これからは里親さんにたくさん甘えて、幸せな毎日を過ごしていって欲しいですね。