今年の初め、クロエさんが自分のアパートの駐車場に車を停めると、小さな何かに目が留まりました。
すぐにそれが怪我をした子猫だと気づいたクロエさんは、何とかして助けようとしましたが、人間を怖がっていた子猫は駐車中の車の下に隠れた後、どこかに逃げて行ってしまいました。
クロエさんはそれから数日間、ご飯と水を用意して、子猫を探し続けました。そして、森の中にいる子猫の姿を見つけると、近所の人達に助けを求めました。
またクロエさんは地元の保護団体『キャッツ・フォー・ライフ』に連絡をしました。そして翌日、保護団体でTNR活動(野良猫の不妊去勢手術を行い、元の場所に戻す活動)を行っているローラさんが、捕獲器を持って現場にやって来ました。すると15分も経たないうちに子猫は捕獲器の中に入って、中に置いてあった食べ物を食べ始めました。
「子猫はまだ生後12週間くらいでした。彼女はとても小さかったため、最初は捕獲器が作動しませんでした。彼女はとてもお腹が空いていたため、保護した日の夜は猫缶を2つも食べました」とクロエさんが言いました。
出典:catz4lifeinc
クロエさんは子猫に『ウィロー』と名付けて、毛布やご飯、水やオモチャなどを用意して、静かな環境を作りました。最初の頃のウィローはとても臆病で、クロエさんが部屋に入るたびに「シャー!」と威嚇してきました。「保護から1週間は、私が部屋の中にいるとウィローが物陰から出て来ませんでした。」
しかし、ある時からウィローの目が優しくなって、威嚇音の途中で小さな「ニャー」という声を出すようになりました。「ウィローはその時、自分が安全な場所にいることが分かったのだと思います。」
ウィローは少しずつ自分の殻を破り始めて、オモチャに興味を示し、愛情深い一面を見せるようになりました。そして、勇気を振り絞ってクロエさんに近づくようになりましたが、まだ警戒していたため、途中で物陰に隠れることがよくありました。「でもウィローは何度も戻ってきました。彼女はとても怖がっていましたが、同時に愛情を強く求めていました。」
残念ながらウィローの足の怪我を治すことができなかったため、切断手術を行うことになりました。それがウィローに痛みのない人生を送らせてあげるための最善の道だと判断されたのです。
出典:catz4lifeinc
手術の後、ウィローはすぐに歩こうと試み始めました。最初はフラフラとしていましたが、ウィローは信じられないほどの強い意志を持っていました。
そして数日後には、寝転がりながら羽のついたオモチャで遊ぶようになりました。ウィローは日に日に自信を深めていって、驚くべき回復力を見せ、3本足での生活に慣れていきました。
それから2週間後、ウィローは違和感なく歩けるようになって、身の回りの探索を楽しむようになりました。
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日が経つにつれて、ウィローの恐怖心は薄れ、クロエさんへの安心感と信頼感が芽生えていきました。「最初にウィローを迎えた時、彼女は恐怖と痛みで気持ちが麻痺していて、遊び方も知りませんでした。」
「今ではウィローは全くの別猫になりました。体も大きくなり、体重も増えて、以前のように短時間で必死にご飯を平らげることもなくなりました。」
クロエさんはウィローを一時的に預かって、いつかウィローにピッタリの家が見つかることを願っていました。しかし、数日間家を空けなければならなくなった時、ずっとウィローのことが頭から離れませんでした。
「帰ってきた私がウィローを迎えに行くと、彼女は私の手にすり寄ってきました。そして、家に着くまでずっとゴロゴロと喉を鳴らし続けていました。」
それから数日後、ウィローは初めてひとりでソファーの上に登って、クロエさんに寄り添いました。「私はその時、ウィローと一生の絆で結ばれたと感じました。」
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「私が保護団体の代表にウィローを引き取りたいと伝えた後、私に変化があったことをウィローは感じ取ったようです。なぜなら彼女は以前にも増して愛情深くなったからです。」
ウィローはクロエさんのおかげで遊ぶことが大好きな元気いっぱいの若い猫へと成長して、自分だけの遊び方まで編み出しました。それはお気に入りのネズミのオモチャをトンネルに投げ込んで、自分だけの小さな狩りを楽しむことでした。
「ウィローは可愛い声で私に挨拶をして、私が食事の準備をしている間中ずっと足元でウロウロしています。さらに彼女はトイレの掃除を手伝うのも好きです。(あまり上手くはありませんが。)」
ウィローはまだ初対面の人には少し人見知りしますが、クロエさんのことは本当に好きです。「私がソファーに座ると、ウィローがすぐに足元に来て、一緒に座りたいとせがんできます。そして、眠りにつくまでゴロゴロと喉を鳴らして、膝の上で伸びをするのが大好きです。」
「ウィローが私の元に居てくれることに大きな喜びを感じています。彼女はいつもリラックスしていて、甘えん坊な姿をたくさん見せてくれています」とクロエさんが嬉しそうに話してくれました。
出典:catz4lifeinc
こうしてウィローを助けることを諦めなかったクロエさんのおかげで、ウィローの人生は大きく変わりました。ウィローはこれからもクロエさんの温かい愛情を吸収しながら、いつまでも幸せいっぱいの毎日を送っていくことでしょう。
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