人生に、もふもふを。

フェンスの隙間で3匹の兄弟と一緒に生まれた子猫。小さ過ぎて育児を拒否された子猫は、優しい人達の愛情で大きく変わる

0

約3ヶ月前、保護施設『ウィスカーズ・ア・ゴー・ゴー』のスタッフのリアンさんが、危険な場所で暮らしている子猫達についてのメッセージを受け取りました。

子猫達は金網フェンスと木製フェンスの間の狭い隙間で生まれました。リアンさんは家の所有者の許可を得て、木製フェンスの一部を慎重に切り取って、手を伸ばして子猫達を救い出しました。

子猫達は4匹とも小さな体をしていましたが、中でも1匹の三毛猫が非常に小さな体をしていました。子猫達の姿を見たリアンさんはすぐに特別な世話が必要だと感じました。

フェンスの間で生まれた子猫達出典:WhiskersGoGo

幼い子猫が母猫と暮らすことの大切さを知っていたリアンさんは、母猫を保護するために捕獲器を設置しました。そして、その日のうちに母猫を保護することに成功すると、親子全員を養育主さんの家に送り届けました。

こうして子猫達はフェンスに挟まれることがなくなり、安全な環境の中で成長することができるようになったのです。

その後すぐに新しい環境に落ち着いた母猫でしたが、一番小さな子猫の世話を拒否して、寝床から追い出してしまいました。それは野生で暮らす母猫が子猫の生存率を少しでも高めるために、強い子猫を優先して育てる傾向があるためでした。

「『ハムスター』と名付けられた信じられないほど小さな三毛猫は、母猫に育児を拒否されてしまいましたが、非常に大きな声と生きようとする強い意志を持っていました」と保護施設のスタッフが言いました。

小さな子猫出典:WhiskersGoGo

ハムスターはどんな困難にも負けず、決して諦めることはありませんでした。ハムスターは生後1週間で体重が僅か85gしかなかったにもかかわらず、哺乳瓶を近づけると非常に強く吸いついてきました。そして2日後には体重を8gも増やしたのです。

ハムスターはまだ非常に小さな体をしていますが、兄弟に追いつくために前進し続けました。

「ハムスターは喉をゴロゴロと鳴らし始め、フミフミすることを覚え、お腹が空いた時は非常に大きな声でミルクを要求してきます」とリアンさんが言いました。

ハムスターは食事が終わるたびに養育主さんに優しく抱っこしてもらったため、決して孤独を感じることはありませんでした。そんな養育主さんのおかげでハムスターは日に日に力強くなっていき、好奇心が増して遊ぶことが大好きになり、他の子猫と同じように行動することができるようになったのです。

遊ぶ子猫出典:WhiskersGoGo

その後、ハムスターの兄弟が離乳すると、母猫は子育てから引退しました。そしてハムスターは3匹の兄弟と再会して、とっても嬉しそうな姿を見せてくれました。以前は非常に大人しかったハムスターですが、今はエネルギーに満ち溢れていて、いつも大胆な行動をとっているそうです。

「ハムスターはいつも無邪気に兄弟にタックルしています。また食事の時間が来るたびに興奮しています。彼女は毎回物凄い勢いでご飯を食べるため、食事のたびに顔がとっても汚れます。」

一方、ハムスターによく似た三毛猫の『ピップスクウィーク』はレスリングが大好きで、いつも全力で遊んでいます。フワフワの黒白猫の『カップケーキ』は子猫達の中で一番大きく、抱っこされるとすぐにとろけます。茶白猫の『マカロニ』は大人しい性格で、礼儀正しい紳士のようにいつも静かに愛情を求めています。

寄り添う子猫達出典:WhiskersGoGo

かつては最も体が小さかったハムスターですが、今では上から二番目の大きさになりました。

ハムスターは尽きることのないエネルギーと恐れ知らずの精神、そして旺盛な食欲で周りの人達をいつも驚かせています。ある時は抱きしめたくなるような甘えん坊な姿を見せるハムスターですが、次の瞬間になると突然兄弟達に襲いかかったりしています。ハムスターはとっても可愛いトラブルメーカーで、常に次のイタズラの計画を立てているのです。

子猫の兄弟出典:WhiskersGoGo

保護された時は信じられないほどの小ささだったハムスターは、命をつないだだけでなく、驚くほどの成長を遂げることができました。今のハムスターと兄弟達は生涯の家を探す準備ができていて、もうすぐに里親募集が始まります。きっと子猫達の目の前には素敵な里親さんが現れて、いつまでも幸せいっぱいの毎日を送っていくことでしょう(*´ェ`*)

この猫の記事を友達にシェアしよう