猫の『ボボ』は9年間、毎日店頭に立ってお客さんを迎え続けてきました。人間が大好きなボボにとってこの仕事は天職だったようで、9年間一日も休んだことがないそうです。
ボボは元々路上で暮らしていた野良猫でしたが、幼い時にニューヨークのチャイナタウンでお店を営む家族によって保護されました。迎えられた家には4匹の猫が住んでいたため、ボボは先住猫達と一緒の生活を始めました。
そんなある日のこと、飼い主さんがボボをお店に連れて行くと、そこがとても気に入ったようで、それ以来毎日お店に通うようになりました。
ボボはいつもお店の入り口に座って、来店するお客さんに挨拶をします。そして、入り口近くのボボ専用のデスクで、一日のうちの多くの時間を過ごすのです。好奇心旺盛なボボはいつもその場所から外の通りを楽しそうに眺めているそうです。
時々ボボは健康チェックのため、自分の体重を計ることがあります。体重が11.43LBということは、5.2kgくらいですね♪
従業員のアニーさんは、このお店で働き始めてすぐにボボのファンになりました。「ボボは性格が穏やかでとっても優しい猫です。ボボはお店で働く唯一の猫で、お店の中の王様です!」とアニーさんが言いました。
お店の床にボール紙が落ちていると、すかさず上に座るボボ。「これはボクのものだよ」と主張する姿はまさに王様ですね♪
アニーさんはボボの愛らしさをみんなに知ってもらおうと、Instagramにボボの写真を投稿することにしました。
下の写真は『ボボの小さな森』と呼ばれている、お気に入りの昼寝スポットで撮影されたものだそうです。
ボボは時々お店にやって来る特別なお客さんを歓迎します。そのお客さんは『スシ』という名前の猫で、ボボの大切なお友達です。
ボボはお店で働く従業員の誰よりも長い期間お店で働いています。そのため新人の従業員はボボの姿から『おもてなしの心』を学んでいるそうです。
ボボはお店に来る全てのお客さんが大好きで、いつもお客さんの周りをウロウロしながら「ニャーニャー」と鳴いているそうです。
そんなボボの姿を見て、アニーさんは「ボボは私よりも良い仕事をするの!」と話してくれました。
ボボのお仕事風景。(動画)
従業員が怠けていないかをしっかりとチェックしています!
『ボボの小さな森』で休むボボ。(動画)
良い仕事をするには休息が必要です♪
こうしてすっかりお店の店長になったボボ。どうやら野良猫だったボボは、自分にピッタリの家族と職場に出会えたようです♪
その後、年齢のためお店を引退したボボは、静かな家の中でまったりとした余生を送っているそうです(*´ω`*)
出典:tabby_bobo/lovemeow