先週の早朝のこと、1匹の茶トラ猫が駐車中のトラックに飛び乗って、その場所からどこにも行かないことを決心しました。
トラックの運転手はシッポを高く上げながら車内を歩き回る予想外の客に驚きつつ、嬉しい気持ちになりました。猫はすぐに友好的になって、まるでトラックを自分が所有しているかのようにくつろぎ始めました。
結局、『カール』と名付けられた若い猫は、助けを求めるために一番最適な場所を選んだことが判明しました。
「生後6ヶ月だったカールは、私達の輸送ボランティアのトラックに飛び乗りました。そして彼はそこから去ろうとはしませんでした」と保護施設『リトル・ワンダラーズ・NYC』のスタッフが言いました。
カールはこれまで街の中を彷徨い歩き、手に入るものは何でも食べて生き延びてきました。カールは優しくて人間のことを信じていて、自ら今の生活を変えるためにトラックに飛び乗ったのです。
「私達の施設には既にたくさんの保護猫達がいたため、新しい猫の受け入れを止めていました。でもカールの姿を見た私達は、『ノー』ということができませんでした。私達は彼を過密状態の施設で過ごさせたくなかったため、彼を世話してくれる養育主さんを探し始めました。」
保護施設のスタッフ達がカールに必要なケアを施すと、カールは無事に落ち着くことができました。カールは満足そうにキャリーの中に座って、スタッフ達の気を引くために頭を突き出しました。また愛情に飢えていたカールは、輸送ボランティアに寄りかかりながら激しく喉を鳴らしました。
出典:littlewanderersnyc
「カールは最高に可愛い子猫です。彼はずっとゴロゴロと喉を鳴らしていて、常に愛情に満ち溢れています。彼を獣医さんに診てもらうと、病気などを患っていないことが分かりました。」
そんな中、エリザベス・リューさんがカールの養育主さんを探しているという投稿を見つけ、すぐに保護施設に連絡をしました。その後、エリザベスさんの家にやって来たカールは、すぐに新しい場所を探索して、美味しいご飯でお腹をいっぱいに満たしました。そしてカールはエリザベスさんに寄り添って、まるで自分を受け入れてくれたことへの感謝の気持ちを伝えているかのように、ゴロゴロと喉を鳴らし続けました。
「カールがウェットフードの缶詰を丸ごとひとりで食べることができたため、私は彼が大丈夫だろうと感じました」とエリザベスさんが言いました。
カールはもう安全な場所を探し回ったり、食事の心配をする必要がなくなったため、その日の夜を新しいベッドの中でぐっすりと眠ることができました。カールは快適な家と愛情深いエリザベスさんのおかげで、本来の個性がすぐに輝き始めました。
出典:littlewanderersnyc
「カールは一日中私の後をついて回って、食事の後は私と一緒にソファーでくつろいで、他の保護猫達を楽しそうに追いかけています。彼は最初、少しだけ茶トラの先住猫に唸り声を上げましたが長くは続きませんでした。」
「カールはまるでヌイグルミのようで、とっても優しくて好奇心旺盛な性格をしています。」
約1週間前にトラックの中に飛び込んだカールは、大きな音で喉を鳴らす愛くるしい子猫へと変わりました。カールはエリザベスさんを『お手伝い』することを楽しんでいて、一日の始まりに最高の朝の挨拶をしてくれます。またカールは窓辺で日光浴をするのが大好きになって、いつも幸せそうにくつろいでいるそうです。
出典:littlewanderersnyc
生まれてからずっと路上で過ごしてきたカールは、快適な家の中にいられることに心から喜びを感じています。カールは毎日たっぷりと甘やかされていて、一瞬一瞬を楽しみながら過ごしているのです。
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こうして思い切ってトラックに飛び乗ったカールは、優しい人達のおかげで人生が永遠に変わりました。カールは安全な室内生活に大きな幸せを感じていて、明るい未来に向かって歩み続けているのです(*´ェ`*)
出典:littlewanderersnyc/lovemeow