ある日、助けを必要としていた子猫の兄弟『パンプキン』と『スパイス』が、養育ボランティアのウェンディーさんの家にやって来ました。
「子猫達の身体は非常に冷たくなっていて、体温を安定させるためにとても苦労しました」とウェンディーさんが言いました。
ウェンディーさんは24時間体制で子猫達の体温を保ちながら、2時間おきにミルクを飲ませ続けました。子猫達は産まれた直後に置き去りにされてしまったようで、とても弱々しい身体をしていました。
子猫達はいつ心臓が止まってもおかしくない状態でした。「子猫達が発見された時、母親と離ればなれになってからどれくらいの時間が経っていたのかは分かりません。私が知っているのは、ふたりが暖かさと食べ物、そしてたくさんの愛情を必要としていることだけでした。」
ウェンディーさんはそれから何日も眠れない夜を過ごしました。その間、ウェンディーさんは子猫達の命が消えてしまうことを非常に恐れていました。しかし、ウェンディーさんのおかげで何とか命をつないだ子猫達は、徐々にエネルギーを取り戻していったのです。
そして、ついに子猫達の目が開き、家の中を探索するようになりました!
子猫達が日に日に回復していく姿は、ウェンディーさんの心を温めました。それは今までの苦労が報われた瞬間でもありました。
こちらは愛らしい表情を見せるパンプキンの姿です。
スパイスもこんな表情を見せてくれました。
またウェンディーさんのジャケットの中は、すっかり子猫達の憩いの場になったそうです。
産まれた時からずっと一緒のパンプキンとスパイスは、完全に切り離すことのできない存在です。もちろん昼寝をする時も、ふたりは嬉しそうに寄り添いながら眠っているそうです。
そんないつも一緒の子猫達ですが、性格は少し違っていました。スパイスはヤンチャでイタズラ好きの性格で、パンプキンは少し引っ込み思案だそうです。
子猫達は1日のほとんどの時間をピッタリとくっつきながら、いつも幸せいっぱいに過ごしているのです。
「2ヶ月半前、私は子猫達がこれ以上生きられないかもしれないと感じ、ふたりが生きた記録を残すためにビデオを撮り始めました。私はふたりとの一瞬一瞬を大切にしながら毎日を過ごしてきました。でもふたりは驚くほどの強い意志を持っていました。元気いっぱいふたりの姿は、いつも私の心を温めてくれます。」
子猫達はウェンディーさんの優しさで命をつなぐことができ、大きな花を咲かせることができたのです。
元気になった子猫達は飛躍的に成長を続けました。子猫達はまだ不器用なところもありますが、とてもお茶目で健康的で、常にエネルギーに満ち溢れているそうです。
そんな子猫達はウェンディーさんの元で十分に成長すると、新しい家へと旅立っていきました。子猫達は新しい環境にもすぐに慣れて、さっそく生涯の家族に愛らしい姿をたくさん見せているそうです♪
こちらは子猫達がまだ幼かった時の様子です。
そして子猫達はこんなに大きく成長しました!
「子猫達の養育は辛いこともありますが、私は子猫達が元気になっていく姿を見るのが大好きです。それは人生をかける価値があります。」
「パンプキンとスパイスの人生の始まりは辛いものでしたが、無事に危険な時期を乗り越えることができました。私はふたりの人生の手助けができたことに心から感謝しています」とウェンディーさんが話してくれました。
優しいウェンディーさんにたくさんの愛情を注がれた子猫達は、きっと愛情深い猫へと成長し、新しい家族の元にもたくさんの幸せと笑顔を届け続けることでしょう(*´ω`*)
出典:foster_furbabies/lovemeow