ある寒い日のこと、生後約10日の子猫達が危険な状態で発見されて、地元の保護施設へと運ばれてきました。子猫達はずぶ濡れになっていて、体温計で測定できないほどに冷たくなっていました。
施設のスタッフ達はすぐに子猫達の身体を温めて、体温を安定させました。そして養育ボランティアのメーガンさんに連絡を取って、助けを求めたのです。
「私は施設に到着するとすぐに子猫達の状態を確認し、怪我を負っていることに気づきました」とメーガンさんが言いました。
『レニー(白猫)』と『カール(灰白猫)』と名付けられた子猫達は、お互いに怪我を負っていて非常に痩せ細っていましたが、自分達の運命と必死に戦い続けていました。そしてメーガンさんは子猫達が命をつなぐことができるように、可能性があるのも全てを行うことを心に誓っていました。
子猫達にはミルクを飲み込むための十分な力が無かったため、メーガンさんはチューブを使って24時間体制で栄養を与え続けました。それから2日間、メーガンさんがほとんど眠らずに看護を続けていると、子猫達は少しずつ快方へと向かい始めたのです。
その後、子猫達が力をつけ始めると人間に甘えるようになって、メーガンさんや家族の愛情を吸収し始めました。
出典:kittenkonnoisseur
カールが哺乳瓶からミルクを飲めるようになると、すぐにレニーの体重を追い越しました。「私には衰弱したカールが最初の夜を乗り越えられるか分かりませんでした。そのためカールが命をつないだことに大きな喜びを感じました。」
そして保護から4週間後、子猫達はついに1ポンド(約453g)に到達し、離乳食を食べ始めました。
いつも一緒の子猫達ですが性格はそれぞれ違っていて、カールは穏やかで甘えん坊な性格で、レニーはお茶目で元気いっぱいの性格だそうです。
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子猫達は特別な絆を共有していて、最も苦しい時もお互いに支え合いながら乗り越えてきました。そんな子猫達は無事に7週齢を迎えて、様々なことができるようになりました。
「子猫達はいつも抱き合っていて、お互いに離れられない存在です。レニーは特にカールを抱きしめながら寝るのが好きです。」
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子猫達は家に住む家族全員のことが大好きで、元保護猫の『オリバー』とも仲良くなりました。オリバーも子猫達と同じように怪我を負った状態で保護された猫でした。
オリバーはその時の怪我で右手に障がいを抱えていますが、それ以外は問題ないくらいに回復することができました。オリバーは非常に辛い時期を経験したにもかかわらず、とても優しい心の持ち主でした。
「子猫達はすぐにオリバーのことが好きになりました。一方のオリバーも最初は少し距離を取っていましたが、徐々に子猫達と一緒に過ごすようになりました。」
子猫達はオリバーと一緒に遊びたくて何度も突撃していきました。そして子猫達がオリバーの心を勝ち取るまでには、それほど時間はかかりませんでした。
「現在、オリバーはいつも子猫達の近くにいて、一緒に遊んだり寄り添いながら眠ったりしています。私はオリバーが子猫達の世話を手伝ってくれることに心から感謝しています」とメーガンさんが話してくれました。
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子猫達はまだ生涯の家を見つける前にやるべきことがたくさんありますが、日に日に成長していて、出来ることを確実に増やしていっているそうです。
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こうして危険な状態で保護された子猫達は、決して諦めなかったメーガンさん達のおかげで命をつなぐことができました。これからも子猫達はお互いに愛情を注ぎ合いながら、安全な家の中で幸せな毎日を送っていくことでしょう。
出典:kittenkonnoisseur/lovemeow