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母猫によって庭に連れて来られた子猫。足がねじれていた子猫は優しい人達の助けを借りて、ついに4本足で歩き始める!

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ある日、野良の母猫が2匹の子猫達を連れて家の庭に現れて、そのまま庭で子猫達を育て始めました。その後、猫の親子を発見した住人が、茶トラの子猫の足が変形していることに気づきました。

子猫の後ろ足は横に広がっていて、前足はねじれていました。心配した住人は地元の保護団体『キトゥン・ナゲッツ』に連絡をして助けを求めました。

連絡を受けた保護団体の創設者のジェニファー・センゲさんは、『ミルトン』と名付けられた子猫と兄弟の『ナッシュ』を躊躇することなく受け入れました。

庭にやって来た子猫出典:kitten.nuggets

また母猫は避妊手術を行って、地域猫としてボランティアさんに世話をされながら暮らすことになりました。

ジェニファーさんの家で過ごし始めた子猫達は、柔らかいベッドとたくさんの美味しいご飯がある環境に喜びを感じました。そして食事の時間が来るたびに、ミルトンが大きな声で叫んで、ナッシュが小さな声でご飯を要求してきました。

「ミルトンは後ろ足がスイマー症候群で広がっていました。その影響で胸が平らになっていて、心臓と肺が圧迫されていました。また前足も曲がっていて、レントゲンを撮ると手首の骨がいくつか欠けていることが分かりました」とジェニファーさんが言いました。

ミルトンは全ての足を矯正し、正常に歩くための筋肉を鍛えて、胸の治療をする必要がありました。

「獣医さんはミルトンの両方の後ろ足をテープでつなぎ、前足に添え木をしてギプスをつけました。すると彼の胸は特別な装具をつけなくても自然と丸くなりました。」

この処置でミルトンの後ろ足は適切な距離に保たれ、『泳ぐ』のではなく『歩く』ようになりました。また添え木とギプスによって、ミルトンの前足は正しい角度で固定されました。

その後、ミルトンはゆっくりと、でも確実に、全ての足が本来の形に調整されていきました。

3週間の治療の後、ミルトンは身につけていた添え木やギプスなどを外しました。すると今まで以上にエネルギーの塊になって、全力でオモチャなどで遊ぶようになったのです。

「今のミルトンは後ろ足がちゃんと胴体の下にあり、前足は真っ直ぐに伸びています。彼は随分と本来の動きができるようになりました。」

ミルトンが治療を行っている最中もずっと、兄弟のナッシュがそばにいてくれました。ナッシュはミルトンの力の源で、常にミルトンのことを元気づけていました。

今の子猫達は完全にイタズラのパートナーで、お互いのことを完全に補完し合っているそうです。

「ミルトンとナッシュはとっても素敵なデュオです。ふたりはお互いにプロレスごっこをするのが好きで、眠たくなると一緒にベッドで寄り添います。ふたりはとっても愛らしく、いつも私に力をくれます」とジェニファーさんが嬉しそうに話してくれました。

こうして母猫によって庭に連れて来られたミルトンは、ジェニファーさんや獣医さんのおかげで手足の障がいを改善することができました。ミルトンはこれからも元気に過ごしながら、大好きなナッシュと一緒に幸せいっぱいの毎日を送っていくことでしょう。
出典:kitten.nuggetslovemeow

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