人生に、もふもふを。

力を合わせて路上で生きてきた双子の子猫。保護先で出会った優しい猫達の助けを借りて、自信を持って生きることを学ぶ

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ある日、フィラデルフィアの路上で、食べ物と避難場所を探し回っている2匹のキジトラ子猫が発見されました。子猫達は保護活動を行なっている『コロニー・キャッツ』が設置した捕獲器によって、路上から助け出されました。

子猫達は少し臆病で混乱していて、室内生活を始めるためには養育主さんの助けが必要でした。そんな子猫達の話を聞いた保護団体『チャーリーズ・アーミー・アニマル・レスキュー』の養育ボランティアのエリカさんは、子猫達を引き取って自宅で養育を始めました。

「子猫達は社交的ではなかったため、人間と交流しようとはしませんでした」とエリカさんが言いました。

子猫達はエリカさんの家に着くとすぐに物陰に隠れました。しかし、ゆっくりとですが確実に、子猫達の気持ちが変わり始めました。

「子猫達は僅か5週齢でした。家に来た日の子猫達は非常に臆病だったため、私が養育部屋に入るとすぐにキャリーの中に身を隠しました。」

しかし丸二日が経つ頃にはエリカさんに近づくようになり、身体を触られると喉をゴロゴロと鳴らすようになったのです。

子猫達はもう隠れる必要がないことが分かったようで、物陰に隠れる代わりに洗濯物の上でくつろぐようになり、室内での生活を受け入れ始めました。『ビッグ』と『リトル』と名付けられた子猫達は、自分達の殻から一緒に出てきました。

子猫達が他の猫に会えるようになるまでの間、この家に住む黒白猫の『フォレスト』が養育部屋の外から心配そうに話しかけてきました。「フォレストが鳴き始めると、子猫達はドアに駆け寄って返事を返しました。」

その後、子猫達が他の猫に会えるようになると、すぐに先住猫達と意気投合しました。「子猫達は先住猫のフォレストと『スローン(キジシロ猫)』のことが大好きになりました。子猫達はふたりに手伝ってもらいながら、様々なことを学んでいきました。」

ビッグはスローンのところに駆け寄るのが好きで、いつも楽しそうに過ごしています。そしてリトルの方はフォレストの隣で丸くなるのが好きで、フォレストに抱きかかえられながら眠っていることがよくあります。

「スローンとフォレストはこれまでに世話をしてきた保護子猫達と同じように、ビッグとリトルを優しく迎え入れました。」

「ふたりは子猫達に上手に遊ぶ方法と、猫として生きていくために必要なスキルを教えています。私はビッグとスローン、そしてリトルとフォレストが一緒になって眠っている姿をよく目にします。」

子猫達は転がったり、お腹を見せたり、喉を鳴らしたりしながら、いつもみんなの注意を引こうとしてきます。「ビッグは社交的な性格で、リーダー的な存在です。一方のリトルはいつもビッグの後をついて回っています、子猫達はとっても遊び好きで、ずっと抱きしめていたくなるほどの可愛さです。子猫達はほぼ毎晩、私のベッドで眠っています。」

子猫達は少し前まで路上で暮らしていて、助けが来るまで自分達だけの力で生きてきました。「子猫達が室内生活に慣れるまでには数日かかりましたが、保護されてからずっと前進し続けてきました。」

そんな子猫達は愛情深いスローンとフォレストに出会えたおかげで、猫として生きていくために必要なことを身につけ、自信を持って毎日を過ごすことができるようになったのです。

「子猫達はネズミのぬいぐるみを夢中になって追いかけて、柔らかいベッドで幸せそうに眠り、たくさんの愛情を感じながら楽しそうに過ごしています。子猫達は深い絆で結ばれていて、お互いに愛情を注ぎ合いながら、すくすくと成長を続けています」とエリカさんが嬉しそうに話してくれました。

こうして路上から助け出されたビッグとリトルは、エリカさんのおかげで新しい人生をスタートさせ、スローンとフォレストのおかげで自信を持って生活できるようになりました。これからも子猫達はたくさんの愛情を受け取りながら、幸せいっぱいの毎日を送っていくことでしょう(*´ω`*)
出典:phillykittylady_fosterslovemeow

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