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痩せ細った身体で助けを求めてきた猫。1ヶ月後に妊娠していたことが判明し、優しい女性の力を借りながら子育てを始める

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ある日、1匹の三毛猫が助けを求めて、大きな声で鳴きながら通りを歩く人のところに近づいてきました。その猫の話を聞いた保護施設『クェート・アニマル・エイド』のアリーナ・ラザリエワさんは、自分が猫を助けなければと強く感じました。

アリーナさんと彼女のチームは、これまでに多くの動物達を路上から助け出してきました。そして今回もアリーナさん達は『キャリコ』と名付けた猫を安全な場所へと連れて行き、世話をしてくれる養育主さんを見つけました。そのおかげで猫は快適な家の中で新しい生活を送り始めることができたのです。

その日の夜、キャリコはお腹をいっぱいに満たし、今までの睡眠不足を取り戻そうとしているかのように、柔らかいベッドの中でぐっすりと眠り続けました。

キャリコは胃に重度の問題を抱えていて、体重が僅か2.5kgほどしかありませんでした。「保護された時のキャリコは驚くほど痩せ細っていました」と養育主のクリスティーナさんが言いました。

痩せ細った猫出典:kuwait_animal_aid

それから数週間、クリスティーナさんの看護を受けたキャリコは健康な状態を取り戻し、体重を1.4kgも増やしました。「私はキャリコのお腹が予想以上に大きくなっていることに気づき、もしかすると妊娠しているのではないかと感じました。」

クリスティーナさんが思った通り、キャリコは保護された時から妊娠していました。キャリコは短期間の間に急激にお腹を大きくしていったため、周りの人達をとても驚かせました。

キャリコはクリスティーナさんと一緒にいられることに安心して、完全にリラックスしながら毎日を過ごし、一日のほとんどの時間を睡眠と食事に費やしました。キャリコは非常に食欲が旺盛で、日に日に身体を大きくしていきました。

そして9月23日、キャリコは6匹の健康的な子猫を出産し、すぐに子育てを始めました。「キャリコは素晴らしいお母さんで、24時間体制で子猫達の世話を行っています。」

クリスティーナさんはキャリコだけが通れるドアをベビーサークルの柵に設置して、授乳の合間に別の場所で一息つけるようにしました。

猫の親子出典:kuwait_animal_aid

「私は時々キャリコのことを何時間も観察していますが、彼女は本当に素晴らしく、思いやりのあるお母さんです。」

クリスティーナさんは6匹の子猫達の世話を続けるキャリコの手助けをするために、3時間おきに子猫達にミルクを飲ませて、栄養の補助を行いました。

キャリコは全ての子猫達を清潔に保つために、一日に何度も毛づくろいをして、たくさんの愛情を注ぎ続けていました。また子猫達が遠くを彷徨ったりしている時は、すぐに走って行って安全な寝床まで連れ戻しました。

その後もキャリコやクリスティーナさんのおかげですくすくと成長続けた子猫達は、無事に生後1ヶ月を迎えることができました。子猫達の目はその間に大きく開き、好奇心の赴くままに探索に出かけるようになりました。子猫達は様々なことを一緒に行いながら、イタズラのスキルを磨き合っているそうです。

また子猫達はお皿から食べることを学び始めていて、毎回多くのご飯でお腹を満たしています。キャリコはそんな子猫達の成長を誇りに思いながら、子猫達の様子を近くで見守り続けているのです。

「子猫達は幸せで、健康で、愛情に満ち溢れています。子猫達には最高のお母さんがいて、いつも温かい幸せを感じながら過ごしています」とクリスティーナさんが嬉しそうに話してくれました。

猫の親子出典:kuwait_animal_aid

こうして痩せ細った状態で保護されたキャリコは、優しいクリスティーナさんのおかげでここまで来ることができました。これからもキャリコは大切な子猫達にたくさんの愛情を注ぎながら、安全な家の中で幸せな毎日を送っていくことでしょう(*´ω`*)
出典:kuwait_animal_aidlovemeow

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