人生に、もふもふを。

ホテルの外で注意を引こうとしてきた猫。路上での生活から抜け出したくて、大きな声で鳴きながら必死に助けを求めてきた

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ある日、お腹を空かせた猫の『ハンプトン』が、ホテルの外を彷徨い歩いていました。ハンプトンは通行人が近くを通るたびに大きな声で話しかけていました。「ハンプトンはご飯や愛情を求めて人間に近づいてきました。彼は明らかに助けを求めていました」と保護施設『ケイティーズ・フォスター・ファム』のスタッフが言いました。

そんなハンプトンの姿を見た優しい旅行者達が、自分達がハンプトンを何とかしなければと強く感じました。彼らはハンプトンに必要な治療を受けさせたいと考え、ソーシャルメディア上にハンプトンの姿を投稿しました。するとすぐに保護施設で養育ボランティアをしているクラウディアさんが行動を起こしたのです。

「私は車に飛び乗って、20分以内に現場に着きました。私が初めてハンプトンの姿を見た時、彼の健康状態がとても心配になりました」とクラウディアさんが言いました。

クラウディアさんはハンプトンの毛がひどく絡み合っていて、それが皮膚を引っ張っていることに気づきました。またハンプトンはノミや汚れに覆われていて、全身の毛に艶がありませんでした。

「私はハンプトンの姿を見て、誰かが一度彼のことを助けようとして、途中で諦めたように感じました。彼の毛はボロボロの状態で、肌の感覚がとても過敏になっているようでした。さらに彼は非常に痩せ細っていました。」

クラウディアさんはハンプトンをホテルの駐車場で救い上げると、キャリーに入れて自宅へと連れて帰りました。ハンプトンはとても緊張していましたが、家に着くとすぐにそこがずっと自分が憧れていた場所だと気づいたようで、すぐに落ち着き始めました。

「どうやらハンプトンは私が助けに来たことに気づいたようでした。彼は路上での生活を終わらせることができてとても喜んでいました。」

ハンプトンはまるでこの瞬間を長い間待っていたかのように、すぐに新しい環境に順応しました。ハンプトンは安全な家の中でリラックスして、クラウディアさんに喜びの気持ちを伝えるためにゆっくりと瞬きをしました。

ハンプトンの推定年齢は約4〜5歳でした。ハンプトンは絡まった毛を全て刈られて、お風呂で全身を綺麗にしてもらうと、非常に気分が良くなったようで幸せそうな姿を見せてくれました。

クラウディアさんはハンプトンが安心できているかを確認するために、一日の多くの時間をハンプトンのそばで過ごしました。

そして数週間の治療の後、ハンプトンの身体は随分と健康な状態に戻り、さらに愛らしい個性が輝き始めました。

「ハンプトンは現在、確実に体重を増やしていっています。彼はいつも幸せそうに目を覚ますと、ご飯をお腹いっぱい食べて、リラックスしながら昼寝を始めます。」

「またハンプトンは家にいる他の猫達とも非常に上手くやっています。彼は紐のオモチャで遊ぶことと窓辺で昼寝をするの大好きで、人間に抱っこされると一瞬のうちにとろけます」とクラウディアさんが嬉しそうに話してくれました。

こうしてボロボロの状態でホテルの駐車場で保護されたハンプトンは、クラウディアさんのおかげで新たな人生を歩み始めることができました。ハンプトンは安全な室内生活に大きな喜びを感じていて、クラウディアさんや他の猫達と過ごす時間に心から幸せを感じているのです。
出典:Caities Foster Fam Rescuelovemeow

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