人生に、もふもふを。

人間をひどく警戒していた子猫達。人間の優しさを知り、もう隠れる必要がないと分かると、幸せそうに喉を鳴らし始める

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ある日、『カーラ(茶トラ)』、『バレンシア(茶トラ)』、『キューティー(クリーム)』と名づけられた約5週齢の3匹の子猫達が、保護施設『インディー・ヒューメイン』に運ばれてきました。

子猫達の中で最も小さなキューティーは、キャリーから出るとすぐに部屋の中を探索し始め、養育主のジェニファーさんの膝の上で丸くなりました。しかし、カーラとバレンシアは人間のことをとても警戒していて、キャリーの奥に留まったまま、外に出ることを拒否しました。

カーラはジェニファーさんに向かって「シャー!」と強く威嚇し、バレンシアはカーラに寄り添いながら怯えていました。子猫達はあまりご飯を食べることができていなかったようで、みんなとても痩せ細っていました。

ジェニファーさんは怖がっている子猫達を人間に慣らす方法を知っていました。ジェニファーさんはキャリーにウェットフードの入ったお皿を置いて、ふたりに食べさせました。するとふたりは少し安心したようで、緊張しながらも身体を触らせてくれるようになったのです。

ふたりはまだ人間や新しい環境を警戒していましたが、キューティーは既に自分の家にいるかのように行動していました。

「キューティーは非常に小さく、体重は僅か300gほどしかなく、カーラとバレンシアよりも約200gほど軽い状態でした。キューティは人間にかまってもらうのが好きで、カーラとバレンシアと一緒にいるのが大好きでした」とジェニファーさんが言いました。

カーラは子猫達の中で一番警戒心が強く、バレンシアはいつも心配そうな顔をしていました。「カーラとバレンシアは容姿がとてもよく似ていますが、カーラの方が少しだけ濃い茶色をしています。」

それから数日が経つと、怯えていたふたりは人間が悪い生き物ではないことに気づいたようで、自分達の殻の中から出てきました。そして部屋中を探索したり、一緒に遊び回ったりするようになったのです。ふたりは自信を持って歩き回るようになり、物陰に隠れることがなくなりました。

一方のキューティーは自分よりも身体の大きなふたりから、いつも特別な愛情を注がれていました。ふたりはキューティーを抱きしめながら顔をグルーミングするのが好きで、キューティーはいつも幸せそうに喉を鳴らしながら眠りにつきました。

バレンシアとキューティーはいくつかの健康問題を抱えていたため、獣医さんやジェニファーさんの治療を受けました。中でもキューティーは一番身体が弱く、特別なケアを必要としていました。

カーラとバレンシアはそんなキューティーのことを元気づけようとしているかのように、一日に何度も寄り添って、キューティーが回復するための快適な環境を提供しました。そのおかげでキューティーは確実に体重を増やしていき、再び遊び回ることができるようになったのです。

そして現在、キューティーの体重は425gになりました。

バレンシアは猫用のオモチャで遊ぶのが大好きな子猫です。バレンシアはいつも一番最初にオモチャを見つけて、みんなと一緒に遊ぶ前にひとりでオモチャを試しています。

カーラは冒険好きで、いつも楽しそうに部屋中を探索しています。またカーラは毛布をこねるのも好きで、その時は最高に幸せそうな姿を見せてくれます。

キューティーは身体の大きさと力強さが増して、一気にキャットツリーを登ることができるようになりました。キューティーはカーラとバレンシアに寄り添うことが本当に好きです。

こうして安全な家の中で暮らし始めた子猫達は、新しい生活の中でそれぞれの花を咲かせることができました。子猫達はこれからもお互いに愛情を注ぎ合いながら、楽しい毎日を送っていくことでしょう(*´ω`*)
出典:newkittensontheblocklovemeow

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