ある日、家の下で2匹の子猫『マックス』と『ルビー』が見つかりました。子猫達を見つけた住人は母猫が戻ってくるのを待ちましたが、結局母猫が姿を現すことはありませんでした。そこで住人は地元の保護施設『ベスト・フレンズ・アニマル・ソサエティー』に助けを求めました。
連絡を受けた養育ボランティアのホリー・ブルックハウザーさんは、すぐに子猫達を迎えに行きました。「子猫達には人工哺乳が必要だったため、急いで助けに向かう必要がありました」とホリーさんが言いました。
その後、無事にホリーさんの家に着いた子猫達は、ホリーさんや家族が一日中世話をしてくれることに喜びを感じました。ホリーさんは子猫達と同じ部屋で過ごし、子猫達が必要としている全ての要求に応え続けました。
ホリーさんはすぐに子猫達の間に特別な絆があることに気づきました。子猫達がお互いのそばを離れることはほとんどなく、姿が見えなくなるとすぐにお互いのことを探し始めました。
「身体が小さくて色が濃い方が男の子のマックスで、お話し好きの方が女の子のルビーです。ふたりの名前は娘が気に入っている漫画のキャラクターからつけました。」
子猫達はホリーさんのおかげですぐに体重を増やし始め、徐々に体力をつけていきました。そして子猫達の小さな足が力強くなると、グラグラしながらも部屋の中を探索し始めました。
そんな子猫達のことをこの家で暮らす動物達は温かく迎え入れました。「猫の『ザキ』は自分の部屋に侵入した子猫達にさっそく興味を持ちました。」
子猫達は成長と共に好奇心が増していき、様々な場所に冒険に出かけるようになりました。先住犬の『ジャック』はそんな子猫達のことを身体の上に登らせてあげました。
「子猫達は最初から人間や動物達のことが大好きで、家に来てすぐに私達のベッドで眠り始めました。ふたりは最初から強い絆で結ばれていて、今でも変わることはありません。」
マックスとルビーは全てのことを一緒に行いました。ふたりはお互いに抱きしめ合ったり、シッポを追いかけ合ったりするのが好きでした。
その後、子猫達は成長と共に個性が輝き始めました。子猫達は楽しそうに部屋中を歩き回り、無限のエネルギーで飛び跳ねて、ちょっと激しめのレスリングに夢中になっています。そして遊び疲れると、お互いに寄り添いながら眠りに落ちていくのです。
子猫達はいつも誰かの気を引こうとしていて、この家で暮らす大家族から絶えず愛情を注がれています。
キジトラ猫の『リグビー』も、家にやって来る保護子猫達にいつも優しく接してきました。今回もリグビーは子猫達の代理のお父さんになることを決めたようで、子猫達がハグを必要としている時はいつまでも寄り添ってあげているそうです。
「子猫達は離乳の時期を迎えても、まだミルクに未練がありました。特にマックスはいつまでも哺乳瓶からミルクを飲みたいと思っているようでした。」
子猫達は家にいる家族全員にハグを要求して、誰にも「ノー」とは言わせませんでした。もちろん老犬の『ミニ』に対しても、子猫達はグイグイと攻めていったそうです。
「マックスとルビーは今までで最も甘やかされて育った子猫達です。ふたりは毎晩私達の腕の中で眠りについています。」
その後、ある夫婦がネット上でマックスとルビーの姿を見て、一瞬で恋に落ちました。夫婦は子猫達が十分に成長すると、ふたりを一緒に迎え入れました。子猫達は優しい夫婦のおかげで、これから先もずっと一緒に暮らしていくことができるようになったのです。
子猫達はこれまでずっとホリーさんの家でたくさんの家族に愛されながら成長してきました。そして現在、子猫達は生涯の家で新しい生活を送っていて、大好きな人間の両親の元にたくさんの喜びを届け続けているのです。
「子猫達はとても愛されていて、甘やかされていて、いつも幸せそうに過ごしています。ふたりはこれからもピッタリと寄り添いながら、たくさんの花を咲かせていくことでしょう」とホリーさんが嬉しそうに話してくれました。
こうして家の下で見つかった子猫達は、優しい家族に助けられて、新しい人生を歩み始めることができました。子猫達は生涯の家でもお互いに愛情を注ぎ合いながら、最高に幸せな毎日を送っていくことでしょう(*´ω`*)
出典:pawsofoz/lovemeow