今から約2ヶ月前、4匹の迷子の子猫が地元の保護施設へと運ばれてきました。その後、近くの保護施設『ミニ・キャット・タウン』が子猫達の養育を引き受け、ローラ・マローンさんが子猫達を自宅で育てることになりました。
子猫達の中でも『タノオキ』と名づけられた三毛の子猫は、特徴的な模様をしていて、4匹の中で一番勇敢な性格でした。タノオキは緊張気味の弟の『バウザー』に寄り添いながら、ローラさんの目をじっと見つめてきたそうです。
子猫達がローラさんの家に着くと、さっそく子猫部屋の探索を始め、部屋の隅々までチェックしました。
その後、タノオキはローラさんの前に座り、じっと目を見つめてきました。タノオキは兄弟の中で一番最初にローラさんに挨拶をして、膝の調査を始めました。
それからしばらく念入りに膝の調査を行なったタノオキは、その場所を自分のベッドにすることを決めました。そして幸せそうに丸くなって、ゴロゴロと喉を鳴らし始めたのです。
他の兄弟が遊び回っている間、タノオキは膝の上に寄り添って、ローラさんの注意を引き、ナデナデを要求してきました。タノオキはローラさんが床に座るたびに駆け寄って来て、膝の上でくつろぐようになったのです。
すっかり人間好きになったタノオキは、いち早く膝のとりこになりましたが、タノオキだけが唯一の膝好きの子猫ではありませんでした。
タノオキの弟のバウザーは、家のいたるところでタノオキの後を追いかけました。バウザーは独りぼっちになりたくなくて、タノオキと一緒にローラさんに寄り添い始めたのです。
「バウザーとタノオキは膝の上を一緒に共有できることに気づきました。彼らはいつも私の目をじっと見つめながら、喉を鳴らし続けています」とローラさんは言いました。
それから2週間ほどで、バウザーもタノオキと同じくらいの膝好きの子猫になりました。
「最初は野生的だった子猫達が日に日に変化していく様子は本当に愛らしく、いつも私の心を温めてくれました。」
こうして路上から保護された子猫達は、ローラさんとの生活の中で完全に心を開くことができたのです。
そして2週間前、タノオキとバウザーは生涯の家を見つけました! それはふたりの願いが叶った瞬間でもありました。
「私は彼らがずっと一緒に暮らしていけることをとても嬉しく思っています。きっと彼らは新しい両親の元に、大きな幸せを運んでくることでしょう。」
タノオキとバウザーはすぐに新しい環境に落ち着き、家にあるもの全てを自分達のものだと主張してくるようになりました。
子猫達は現在、人間のベッドを共有し、家族の目覚まし時計になっています。子猫達の鳴き声は家族に一日の始まりを知らせ、無限のハグで家族の心を満たし続けているのです。
こうして路上から保護された子猫達は、人間との生活を受け入れ、幸せな毎日を送り始めることができました。新しい家で暮らし始めた子猫達は、迎えてくれた家族の元にたくさんの幸せと笑顔を届け続けることでしょう(*´ω`*)
出典:fosterkittyfamily/lovemeow