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生後10日で路上から保護された子猫。命を救ってくれた女性の手を握りながら、幸せいっぱいに喉を鳴らし続ける

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ある日、緊急の助けを必要としていた保護子猫の『クローブ』が、保護施設『ベイビー・キトゥン・レスキュー』に運ばれてきました。この時のクローブは生後わずか10日でした。

「クローブは独りぼっちになっていたところを発見されました。彼女を見つけた人達は母親が戻ってくるのを待ちましたが、残念なことに母親が姿を現わすことはありませんでした」と保護施設のキャロライン・グレイスさんが言いました。

クローブを見つけた人達は最初、自分達で世話をしようと考えていましたが、クローブの容態が急激に悪化し始めたため、保護施設に助けを求めました。連絡を受けたキャロラインさんはすぐにクローブを受け入れて、健康な状態に戻すために出来る限りのことを行いました。

幼いクローブは全身にノミがついていて、右脇の下に大きなかさぶたがあり、感染症と戦っていました。またクローブはひどい脱水症状に陥っていて、胃にも問題を抱えていました。

クローブは動物病院で点滴を受けて、水分と栄養の補給を行いました。また抗生物質とサプリメントで治療が続けられました。

「数時間後、私達はクローブの状態が改善し始めたことに気づきました。それ以降、彼女は少しずつ食欲を取り戻していきました。」

そしてクローブが随分と元気を取り戻すと、キャロラインさんの手を握って、幸せそうに喉を鳴らし始めました。クローブはまだ小さくて手の平サイズですが、生きようとする強い意志を持っていました。

その後、クローブのケアを養育ボランティアのアナさんが引き継ぎ、病気の治療と24時間体制の世話を続けました。「保護から1週間ほどでクローブは勢いよく哺乳瓶からミルクを飲めるようになり、完全に元気を取り戻すことができました。」

すっかり食欲が戻ったクローブは、哺乳瓶を見るとすぐに大きな声で鳴くようになりました。クローブはいつもアナさんの手の温もりに幸せを感じていて、毎回ミルクを飲みながらアナさんの手をこねているそうです。

「クローブはミルクを飲み終わると、いつもアナさんに寄り添ったり、幸せそうに転がったりしています。さらに彼女は満足そうに喉を鳴らし続けています。」

動物病院に勤めているアナさんは、毎日勤務先にクローブを連れていき、しっかりとミルクを飲ませました。そのおかげでクローブは他の子猫達の大きさに追いつくことができ、個性を輝かせ始めました。

「クローブは出会った全ての人から愛されて、全ての人を愛していました。彼女はいつも安全な環境に安心していて、リラックスしながら過ごしています。」

「クローブは遊ぶことが大好きで、お茶目で、好奇心が旺盛で、とっても甘えん坊な子猫です。保護された時の彼女は非常に危険な状態でしたが、今は勇敢で冒険好きの元気いっぱいの子猫です。」

10週齢を迎えたクローブは、人間のことをジッと見つめながらお願い事をする技を身につけました。また身体が大きくなったクローブは、生涯の家に向かう準備を始めました。

「私達はクローブのための完璧な家を見つけました。彼女と新しいお母さんが出会った時、ふたりは一瞬のうちに強い絆で結ばれました」とキャロラインさんが嬉しそうに話してくれました。

クローブは来週、生涯の家へと旅立って行くそうです。

こうして独りぼっちで保護されたクローブは、優しい人達のおかげで命をつなぎ、新しい人生をスタートさせることができました。すっかり人間好きになったクローブは、いつもたくさんの愛情を吸収しながら、幸せいっぱいに喉を鳴らし続けているそうです(*´ω`*)
出典:babykittenrescuelovemeow

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