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土砂降りの中、助けを求めて必死に鳴いていた子猫。家の中で幸せを感じると、愛らしい声をたくさん聞かせてくれた

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ある土砂降りの日のこと、集合住宅に住む家族がエアコンの室外機のそばを歩いていると、子猫の鳴き声のようなものが聞こえてきました。気になった家族が辺りを調べてみると、助けを求める子猫の姿を発見しました。

子猫のお母さんの姿はどこにも見当たらず、子猫はしばらくひとりで鳴いていました。子猫を心配した家族は地元の保護施設『マーフィーズ・ロー・アニマル・レスキュー』に連絡をして、助けを求めました。

子猫は保護されてからもたくさん伝えたいことがあったようで、保護施設に向かっている車の中でも何度も鳴き声を上げたそうです。

「私達は子猫を受け取るとすぐに、彼女の名前に『プリンセス』の文字をつけることが必要があると感じました。彼女は私達に様々なことを要求してきて、常に注意を引こうとし、たくさんの愛情を求めてきました」と保護施設の創設者のサラ・ケリーさんが言いました。

「私達は子猫の名前に柔らかくてフワフワしたイースター・マシュマロ・キャンディーから名前をとって『ピープ』と名付けました。彼女は『プリンセス・ピープ』です。」

ピープは養育部屋で過ごし始めてからもたくさん話しかけてきて、誰かが近づいてくるたびに様々なことを要求してきました。

ピープは手の平サイズの大きさですが、最初から勇敢で愛情に満ちていました。そんなピープですが、哺乳瓶からミルクを飲めるようになるまでには数日かかりました。しかし、一度哺乳瓶の使い方を理解すると、ピープは毎回心ゆくまでミルクを飲むようになり、エネルギーを溢れさせながら歩き回るようになりました。

「ミルクを飲んだ後のピープはすぐに仰向けになって、お腹を撫でてもらうために背中を小刻みに揺らし始めます。そんな彼女をベビーサークルに入れると、『自分の王国』を見回るかのように、自信たっぷりに行進を始めます。」

ピープは二度と独りぼっちにならないことを心に誓っていました。またピープは人間が自分の要求を全てを叶えてくれる存在だと思ったようで、自分が欲しいものを全て伝えてくるようになりました。

「ピープは人間の顔にキスをすることにも熱心です! 彼女は私達の首や顔に鼻を押しつけるのが大好きです。」

幸いなことにピープはもうすぐ他の保護子猫達と一緒に過ごせるようになり、好きな時にみんなと寄り添うことができるようになります。ピープが保護される数日前に4匹の子猫達『オスカー』『トニー』『エミー』『グラミー』が保護されていたのです。

4匹は野外に置かれていた断熱材の山の中から発見されました。4匹はみんなピープと同じ黒白の子猫で、ピープよりも年齢が約1週間若いそうです。

「きっとピープが2週間の検疫期間を終わらせたら、4匹の子猫達の最高のお姉さんになることでしょう!」

ピープは日に日に成長しながら、歩き方や高いところに登る方法を学んでいます。ピープはフワフワの毛布と寝心地の良いベッドを楽しんでいて、サラさんが部屋に入ってくるたびに可愛い足取りで真っ直ぐに歩み寄ってくるそうです。

成長と共に好奇心が旺盛になったピープは、小さな家具やたくさんのオモチャで遊べることに興奮しています。ピープはサラさんの元ですくすくと成長していて、確実に力強くなっているのです。

ピープはサラさんの温かい愛情に満足していて、愛らしい個性を輝かせています。ピープはこれからもたくさんのことを要求しながら、安全な家の中で何不自由ない生活を送っていくことでしょう(*´ω`*)
出典:kellyfosterkittenslovemeow

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