ある日、保護施設『ベビー・キトゥン・レスキュー』のキャロライン・グレースさんが、後ろ足に障がいのある5週齢の保護子猫についての連絡を受けました。
『アーチー』と名づけられた子猫は、特別なケアとたくさんの愛情を必要としていました。「私は子猫の窮状を聞いて、すぐに子猫を引き取ることを申し出ました」とキャロラインさんが言いました。
「私がアーチーを自宅に連れ帰った時、彼は少し怯えていました。彼は非常に痩せ細っていて、脱脂症状に陥っていて、ノミに覆われていて、全身が汚れていました。」
キャロラインさんはすぐにアーチーのケアを開始して、全てのノミを取り除き、全身を綺麗にして、水分補給を行いました。
「アーチーは最初はとても怖がっていて、毛布の下に身を隠していました。彼は家に着いて1時間ほど鳴き続けた後、少しずつ自分が安全な場所にいることに気づき始めました。そして3時間が経つ頃には喉をゴロゴロと鳴らし始め、満足そうに横になりました。」
最終的にアーチーはリラックスして、お腹をいっぱいに満たして、快適なベッドで幸せそうに眠りにつきました。
その後、アーチーが自分の殻を破って遊び始めると、キャロラインさんはアーチーの後ろ足が麻痺して動かなくなっていることに気づきました。
翌朝、キャロラインさんはアーチーと一緒に動物病院を訪れました。動物病院ではアーチーに出会った全ての人が、アーチーの愛らしい姿に心を奪われました。アーチーは病院にいる間中ずっと喉をゴロゴロと鳴らし続けていたのです。「アーチーはとても明るく、愛情深い子猫です。彼はまるで太陽のような存在です。」
「X線検査の結果、アーチーには先天性の脊椎奇形があることが分かりました。彼はその障がいのために後ろ足が非常に弱く、ほとんど動かすことができませんでした。」
「アーチーは今のままでも生活することができますが、彼が少しでも良い生活が送れるように、私達は複数の専門家に意見を聞くことにしました。」
その後、アーチーは毎日理学療法と運動を続け、専門家の元で毎週鍼治療を受けているそうです。
「アーチーは治療の最中も非常に甘く、ずっと喉を鳴らし続けていました。彼はいつも元気な甘えん坊で、出会う人全てに大きな喜びを与え続けています。」
アーチーはとても好奇心が旺盛で、いつも部屋の中の探索をして、楽しそうにオモチャで遊んでいます。アーチーは身体に障がいを抱えていますが、決してそれがアーチーの好奇心を止めることはないのです。
アーチーはいつも太陽のように輝いていて、生まれた時から大変な経験をしてきたにもかかわらず、いつも幸せそうに喉を鳴らして、毎日を全力で歩み続けているのです。
そんな中、言語聴覚士のパットさんが、Instagram上でアーチーに出会い、完全に心を奪われました。「パットさんは障がいのある猫への大きな愛情を持っていて、愛らしいアーチーに恋をしました。」
「私達は獣医さんが立てたアーチーの治療計画を全てパットさんに話しました。パットさんはどんな状況でもアーチーへの愛情は変わらず、彼を助けるために治療を続けていくことを約束してくれました。」
パットさんはまさにアーチーにピッタリの人で、最終的にアーチーを家族の一員として迎え入れました。現在アーチーはパットさんの家で暮らしていて、新しくできた猫の兄弟と一緒に楽しそうに遊んで、手が届く全ての場所に登っているそうです。
「アーチーは今、たくさんの愛情を感じていて、いつも元気いっぱいに過ごしています。私は彼が最高の家族と出会えたことに大きな喜びを感じています。」
「アーチーは新しい家にすっかり馴染んでいて、いつも優しくしてくれる人間のお母さんのことが大好きです。」
「アーチーは養育期間に私に様々なことを教えてくれて、私の人生にたくさんの感動を与えてくれました。彼と一緒に過ごした時間は本当に素晴らしい思い出で、彼に出会えたことに心から感謝しています。今の彼はとっても幸せで、これからもずっと甘やかされながら暮らしていくことでしょう」とキャロラインさんが嬉しそうに話してくれました。
こうして後ろ足が麻痺した状態で保護されたアーチーは、優しい人達のおかげで新しい人生を歩み始めることができました。アーチーはこれからもたくさんの愛情を吸収しながら、幸せな毎日を送っていくことでしょう。
出典:babykittenrescue/lovemeow