人生に、もふもふを。

衰弱した我が子の命を救ってもらった母猫。元気になっていく我が子の姿に人間の温かさを感じ、人間との生活を受け入れる

0

ある日、野良の母猫と4匹の子猫達が衰弱した状態で見つかりました。猫の親子を見つけた人達は、すぐに保護団体『スパークル・キャット・レスキュー』へと連絡を入れました。

その後、現場に急行したスタッフ達が、ギリギリのところで親子を窮地から救い出しました。

「親子はトレーラーハウスの駐車場で暮らしていました。現場に向かったスタッフ達は、急いで親子を保護して、動物病院へと連れて行きました。特に子猫達の状態はひどく、獣医さんからは助からないかもしれないと伝えられました」と保護団体のステファニー・グランサムさんが言いました。

母猫は子猫達のことを常に心配していて、子猫達のそばを離れることはありませんでした。

スタッフのクリスティーさんは保護された親子を助けるために、動物病院へと急ぎました。そして、親子の看護をお願いするために、養育ボランティアのサラ・ケリーさんに連絡をしました。

「子猫達はみんな上気道感染症を患っていました。中でも白猫の子猫は他の兄弟よりも症状が深刻でした。」

その後、母猫はサラさんのおかげで新しい環境で落ち着き始めました。また人間のことをずっと警戒していた母猫は、サラさん達が子猫達の治療をしてくれていることに気づき始めました。

「私達は加湿器をつけて、部屋の温度と湿度を調節しました。子猫達は暖かい部屋の中で、何とか最初の夜を乗り切ることができました。私達はその後も獣医さんに処方してもらった抗生物質や軟膏などで子猫達の治療を続けました」とサラさんが言いました。

いつも我が子のことを一番に考えている母猫は、子猫達が治療のために自分のそばから離れることが耐えられませんでした。「母猫は明らかに不安を感じていました。彼女は私に子猫を触らせてくれましたが、やはり子猫達のことが心配で何度も唸り声を上げてきました。」

一方、病気の治療を続けていた子猫達は、とても強い意志を持っていました。子猫達は重度の上気道感染症を患っていたにもかからわらず、サラさんの力を借りながら、自分の運命と戦い続けていたのです。

「子猫達はみんな、全ての力を使って病気と戦っていました。子猫達の目は見えるようになりましたが、完治するまでにはまだ長い道のりが待っています。私達は親子全員に快適さを提供し続け、獣医さんのサポートを受けながら、あらゆることをしていこうと思います。」

母猫はサラさんのおかげで徐々に人間を信頼するようになり、子猫達が安全に保たれていることに幸せを感じるようになりました。母猫は絶えず子猫達にすり寄って、一日中愛情を注ぎ続けているそうです。

「母猫は驚くほどの愛情で子猫達に接しています。もしあの時、親子を保護するタイミングが少しでも遅れていたら、子猫達の命はなかったかもしれません」とステファニーさんが言いました。

「私達は親子の窮地を知らせてくれた人達と、素晴らしい養育主さんのおかげで、無事に親子を救い出すことができました。親子は現在、しっかりと世話をされながら安全に暮らしています。私達は親子が完全に回復したら、彼らの生涯の家を見つけようと思っています。彼らはもう路上を彷徨い歩いたり、空腹に耐える必要はありません。」

こうして瀕死の状態から救い出された子猫達は、日に日に元気を取り戻していきました。そんな子猫達の変わっていく姿を見ながら、母猫は幸せそうな表情を見せてくれるようになったそうです。

母猫はいつも優しいサラさんのことをすっかり信頼しているようで、まるで「ありがとう」と言っているかのように、サラさんが隣に来ると大きな音で喉を鳴らし始めるそうです。
出典:kellyfosterkittenslovemeow

この猫の記事を友達にシェアしよう