人生に、もふもふを。

兄弟達との沢山の別れを経験し、独りぼっちになった子猫。保護主さんの強い思いが、衰弱していた子猫を幸せへと導く

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ある日、カノダのモントリオールに住むミシュリーヌさんが、庭の小屋の後ろで子猫達の姿を見つけました。子猫達を心配に思ったミシュリーヌさんがゆっくりと近づこうとすると、子猫達はすぐにその場から逃げ出してしまったそうです。

それから数日後、再びミシュリーヌさんが子猫達の姿を見つけましたが、悲しいことに2匹しか生き残っていませんでした。ミシュリーヌさんはすぐに子猫達を救い上げ、安全な家の中へと連れて行きました。

その後、ミシュリーヌさんの懸命の看護にもかかわらず、2匹のうちの1匹は回復することなく息を引き取りました。最後に残った1匹も危険な状態が続きましたが、何とかその日の夜を乗り越えることができたそうです。

ミシュリーヌさんは地元の保護施設『シャトン・オルフラン・モントリオール』に助けを求め、幼い子猫がより良い人生を送れるように強く願いました。

「私達は子猫を引き取りに行き、彼に『ベオルフ』と名づけました」と保護施設のセリーヌ・クロムさんは言いました。

「保護施設に入ったベオルフは、抱擁とたくさんのご飯に幸せを感じました。彼は獣医さんのところで、身の回りのもの全てに興味を示しました。」

その後、養育ボランティアのイザベルさんがベオルフの養育を始めました。ベオルフはすぐに室内生活に順応し、何かが必要な時は大きな声で要求してくるようになったそうです。

お話し好きで冒険好きのベオルフは、安全な家の中で次第に個性を輝かせていきました。

「ベオルフはとても社交的な性格で、探索するのが大好きです。どうやら彼は自分が家の王様だと思っているようです。彼はエネルギーの塊で、好奇心が旺盛で、いつも家の中で大胆に行動しています。」

また、ベオルフは常に愛情を求めていて、いつも誰かと遊びたいと思っていました。

その後、保護施設のスタッフ達は、ベオルフを保護した場所で母猫が捕まえることに成功しました。母猫はすぐに避妊手術を受けて、近くの農場で暮らし始めました。

そこには猫達を見守る管理人がいて、毎日たくさんのご飯が用意されて、寒さや暑さをしのげる避難場所も完備されているそうです。

一方のベオルフは保護されてから数週間で、大きなゴロゴロ音を持つ、フワフワの立派な子猫へと成長しました。

「ベオルフは誰かに可愛がってもらうと、すぐに喉を鳴らし始めます。彼はキャットツリーに登って、窓辺に座るのが大好きです。彼は常に人間の近くにいて、人間の全てを監督しています。」

そして生後3ヶ月になったベオルフは、完全に里子に出る準備を整えました。

その後すぐに一組の家族がベオルフに会いにやって来ました。ベオルフは家族に抱きしめられると、嬉しそうに喉を鳴らし始めたそうです。

「ベオルフは現在、毎晩一緒に大好きな家族と眠っています。彼は毎日の生活に心から幸せを感じています」とセリーヌさんは嬉しそうに話してくれました。

こうして危険な時期を乗り越えたベオルフは、ついに自分の夢を実現させることができました。ベオルフの幸せいっぱいの毎日は、これから先もずっと続いていくことでしょう(*´ω`*)
出典:Rescuechatonsmontreallovemeow

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