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病気によって両目が閉じられていた野良猫。保護先で再び目が開くと、その美しい瞳でみんなを驚かせる!

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今から数年前、フロリダ州のパームビーチの町を彷徨い歩く1匹の野良猫が見つかりました。町の住人のジョーさんが近づいて行くと、その猫が信じられない姿をしていることに驚きました。

ジョーさんは急いで家に帰って、食べ物とキャリーを持って再び戻ってきました。猫は非常に空腹だったようで、すぐに食べ物の入ったキャリーの中へと入ってきました。

ジョーさんは地元のFacebookグループに投稿して、猫を助けてくれる人を探しましたが、誰からも返事はありませんでした。しかし、困っていたジョーさんのところに友人から連絡が入り、保護施設『アニマル・フレンズ・プロジェクト』の創設者のカルメン・ワインバーグさんを紹介してくれたのです。

カルメンさんが猫の写真を見るとすぐに、猫が重度の疥癬(かいせん。ヒゼンダニの寄生による皮膚感染症)で苦しんでいることに気づきました。カルメンさんは以前にも同じ症状の猫を助けた経験があったため、すぐに猫の治療を引き受けることを決めました。

「私は翌朝、猫を迎えに行き、すぐにジャスティン・バートレット動物病院に連れて行きました。そして、獣医さんに猫の状態を診てもらうと、疥癬と栄養失調、さらに脱水症状に苦しんでいることが分かりました」とカルメンさんが言いました。また、猫の両方の目は完全に閉じられた状態で、全く見ることができなくなっていました。

「私は獣医さんから抗生物質と目薬を処方してもらい、自宅へと帰りました。そして、予備のバスルームで猫の看病を始めました。」

カルメンさんは自宅に連れ帰った猫に『コットン』と名付けました。

「コットンはとても痩せ細っていましたが、食欲が旺盛で、とても素直でした。どうやら彼は私達が自分を助けようとしていることを知っているようでした。」

「私の夫のドン、息子のカルロス、娘のエリサは今までに多くの猫を看病してきたため、病気の猫の扱い方に慣れていました。また以前にもコットンと同じ症状の猫を治した経験があったため、次に何をすれば良いかが分かっていました。」

それから数日すると、コットンの耳のかさぶたが剥がれ始めました。それはコットンが回復に向かっている証拠でした。

「私達はコットンの皮膚を保湿するためにココナッツオイルを塗り、水と缶詰をたくさん食べさせました。彼は病気のため全身に不快感を感じていて、何日も落ち着かない様子でした。でも時間が経つにつれて、明らかに変わっていきました。」

「コットンは少しずつ体重を増やし始め、全身の毛も伸びてきました。そして、閉じられていた目が開くと、綺麗なオッドアイが姿を現しました!」

「コットンはとても声が高く、いつも注意を引くために大きな声で話しかけてきます。彼は人間のことが大好きで、常にかまって欲しくて仕方がないようです。」

そして、現在。
家族のたくさんの愛情で病気を治したコットンは、今でも安全な家の中で幸せな毎日を送っています。

すっかり甘えん坊になったコットンは、家族にどれだけ愛情を注がれても、決して満足できないようです♪

こうしてボロボロの状態で発見されたコットンは、ジョーさんやカルメンさん達のおかげで、再び元の姿を取り戻すことができました。愛らしいコットンの姿に、たくさんの幸せが溢れていますね(*´ω`*)
出典:animalfriendsprojectlovemeow

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