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公園で見つかった瀕死の子猫。生きようとする強い意志と、決して諦めなかった女性のおかげで、ついに元気を取り戻す

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ある日、子猫の『ピッパ』が兄弟と共に公園で発見されました。子猫達の叫び声を聞いた家族は、子猫達を保護して自宅へと連れて帰ったそうです。

家族はそれから一晩中子猫達の看護を続けましたが、一番小さかったピッパは非常に厳しい状態でした。そこで家族は地元の保護施設『AMA・アニマル・レスキュー』に、子猫達を連れて行くことにしたのです。

子猫達は約1週齢で24時間体制の世話が必要でした。施設はすぐに養育主さんを探し、ジェス・トーレンさんが子育てを手伝ってくれることになりました。

ピッパは後頭部に深い傷を負っていたため、兄弟とは別の場所で育てる必要がありました。

子猫達を預かったジェスさんは、すぐにピッパを動物病院へと連れて行きました。「ピッパを診察した獣医さんは、彼女の傷が非常に深く、子猫にとって致命的だと言ってきました。そして、もう3日も命が持たないため、安楽死させた方が良いと伝えられました」とジェスさんは話しました。

しかし、ジャスさんはピッパの命を諦めることができませんでした。「私はピッパを何とかして助けたいと思いました。私はしばらく泣いた後、彼女を生かすために出来る限りの事をしようと誓いました。」

ピッパ自身も自分の命を諦めていませんでした。生きたいという強い意志を持ったピッパは、たくさんのご飯を食べて、日に日に体重を増やしていったのです。

ジェスさんはピッパの深い傷口を毎日綺麗にし、治療を続けました。ピッパはどんな治療にも耐えて、ジェスさんを驚かせたそうです。

それから2週間後、ピッパはひとりでバスケットを登れるようになり、這いながら移動できるようになりました。

「ピッパの一生懸命な姿は、私にあの日の決断が正しかったことを教えてくれました。彼女は自分の命を諦めていないことを、私達に示し続けています。」

その後、ジェスさんは再びピッパを動物病院へと連れて行きました。「獣医さんは命をつないだピッパを見て、とても驚いていました。彼女の傷はほぼ完治していましたが、まだ直腸脱の問題がありました。」

ピッパは直腸脱の手術を受けましたが、今後十分に成長したら、再び手術を行う必要があるそうです。

無事に1回目の手術を乗り越えたピッパは、ついに兄弟と再会する準備が整いました。そして、兄弟と再会すると、すぐにピッタリと寄り添い始めたのです。「ピッパは兄弟と一緒に過ごす時間が本当に好きです。兄弟と一緒にいることは、彼女の健康や社会化のためにとても良いことです。」

「私はピッパの強い精神と意志に、いつも驚かされています。彼女はどんなに辛いことにも耐えて、いつもたくさんのことを伝えてきます。」

ピッパは毎日成長を続け、より大きく、より力強くなっているのです。

「ピッパはみんなの心を完全に盗みました。彼女はとってもお話し好きで、いつも注目されたいと思っています。その姿は非常に愛らしく、魅力的です。」

ピッパはまだ兄弟よりも随分小さいですが、日に日に成長を続けていて、体調も安定しています。あの日、安楽死の可能性のあったピッパでしたが、何とか命をつなぎ、再び元気を取り戻すことができたのです。

「獣医さんには3日以上生きることは不可能だと言われました。でもそれから2ヶ月が経ちましたが、彼女は元気に暮らしています。彼女は本当に強い子です」とジェスさんは話してくれました。

きっとこれからもピッパは毎日を力強く生き、たくさんの愛情を注がれながら、幸せな時間を過ごしていくことでしょう。
出典:kittenbnblovemeow

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