ある日、15歳の老猫『ドギー』が保護施設「アニマル・レフュージュ・リーグ」へとやって来ました。施設のスタッフはすぐにドギーがとても人間好きの寂しがり屋で、常に会話を望んでいることに気づきました。
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「ドギーは信じられないほど社交的で、常に人間や動物達と一緒にいたいと思っています」とスタッフのジーナ・ロスさんは言いました。
ドギーは一日中抱擁を要求し、誰にもイヤとは言わせません。ドギーが抱かれていない時は、施設中に響き渡るような大きな声で鳴き続けるのです。
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ドギーはスタッフ達に抱っこされると、途端に鳴くのを止めて、満足そうに喉を鳴らし始めます。しかし、スタッフ達も一日中世話をすることができなかったため、ドギーを常に満足させる方法を考える必要がありました。
そして、ロバート・ワイマーさんと彼のチームは、ドギーの世話をしながら日々の仕事をするためのアイデアを思いつきました。それはベビーキャリアを使って、ドギーを常に胸元に置いておくことでした。
どうやらドギーもそのアイデアに大満足のようです♪
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「ベビーキャリアはドギーを常に愛情に満ちた状態に保ち、スタッフ達に訪問客や様々な作業をするための自由を与えました。」
さらにベビーキャリアに入っているドギーの姿はとっても愛らしく、多くの人達の心を次々ととりこにしていったのです。
そしてある日のこと、施設のWEBサイトでドギーの姿を見たアッシュ・パーキンスさんが施設を訪れました。アッシュさんはベビーキャリアに入ったドギーの姿を見た瞬間、恋に落ちたそうです。
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「ドギーはすぐに私のところに来て、2度キスをしてきました。私はそんな愛らしい彼を施設に残しておくことができませんでした」とアッシュさんは言いました。
「私はドギーを迎えるために、翌日再び施設を訪れました。そしてその日のうちに、彼を連れて帰りました。彼は施設で初めて会った時から、いつも私にすり寄ってきます。彼は15歳と高齢ですが、心の中は子猫のままのようです。」
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ドギーは新しい家でもたくさんのお話をして、喉を鳴らし続けているそうです。
「高齢の猫は子猫や若い猫と同じくらいに愛情があり、人間からのケアを必要としています。ドギーには炎症性腸疾患があり、毎日薬を飲んでいますが、彼はいつも元気に過ごしています。」
「私が施設を訪れた時、ドギーに何ヶ月も引き取り手が現れなかったことを聞きました。彼には安心して眠るための家と家族が必要でした。私は今、彼のお母さんになることができて心から幸せを感じています!」
「昨夜もドギーは寝る時に、私の鼻を舐め続けました。それはとても幸せな時間でした。」
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こうして常に愛情を欲しがっていたドギーは、施設のスタッフ達のおかげで素敵な家を見つけることができました。これからもドギーはアッシュさんにたっぷりと甘えながら、幸せな毎日を過ごしていくことでしょう(*´ω`*)
出典:arlgp/Ash Perkins/lovemeow