ある日、母猫のいない迷子の子猫が保護され、地元の保護施設へと連れて来られました。『シェリー』と名づけられた子猫は、まだ生後5日目でつきっきりの看護が必要でした。
そんな中、養育ボランティアをしているメリンダ・ブレインさんが施設を訪れてシェリーに出会いました。メリンダさんはシェリーに安全な家と世話をする人が必要なことを知ると、すぐにシェリーを預かることに決めました。
シェリーは年齢よりも小さかったため、メリンダさんはシリンジを使ってミルクを飲ませました。「シェリーはあまり食欲がなく、大きな声で鳴き続けていました。彼女がお母さんを求めていたのは明らかでした」とメリンダさんは言いました。
メリンダさんは一日中シェリーの世話を続けました。幸いなことにシェリーは、日を追うごとに食欲を回復させていったそうです。「1週間後、シェリーは完全に私のことを受け入れてくれました。私が声をかけるとニャーニャーと大きな声で話しかけてきて、可愛い仕草ですり寄ってきました。」
シェリーはいつも悲しそうな目と大きな声でメリンダさんに訴えかけてきます。シェリーは再び独りになりたくなくて、いつもメリンダさんに抱きついてくるそうです。
生まれたばかりの子猫は免疫力が弱いため、病気などに抵抗することができません。そのため免疫力をつけるために母猫のミルクが必要です。しかし、母親と離ればなれになったシェリーはミルクを飲むことができまんでした。シェリーは危ないところを保護されて、メリンダさんのおかげで生き延びることができたのです。
しばらくするとシェリーはひとりでトイレを使えるようになりました。
「シェリーは常に悲しそうな目をしているため、いつも私は彼女のことが放っておけなくなります。私は彼女の顔に負けて、ついつい抱っこを延長してしまいます。」
その後、シェリーが離乳食を食べ始めると、好奇心と遊び心が溢れてきました。
さらにシェリーは子猫部屋を卒業して、大きな部屋へと移動しました。シェリーはいつも勢いよくご飯を食べて、すくすくと成長しているそうです。
「随分成長したシェリーですが、彼女はまだ私のそばから離れようとしません。そして、私は彼女の魅力的な鳴き声に抵抗することができません。」
しばらくするとシェリーは子猫の平均体重に追いつき、里子に出る準備が整いました。その後、シェリーの里親募集が始まると、わずか数時間で新しい家族が決まったそうです。
こちらは愛らしいシェリーの姿です。(動画)
シェリーは新しい家で『ワッフル』と名づけられました。ワッフルは現在、2匹の先住猫と優しい家族に囲まれて、楽しい毎日を送っているそうです。
こうして独りぼっちで保護されたシェリーは、メリンダさんのおかげで成長し、最高の家を見つけることができました。これからもシェリーはその愛らしい瞳でたくさんのおねだりをして、みんなに甘やかされながら育っていくことでしょう♪
出典:bottlebabyfosters/lovemeow