人生に、もふもふを。

ある日、保護施設を抜け出した猫。世話をしてくれた女性が忘れられず、8km離れた女性の家に再び姿を現す

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アン・ボシェさんが愛犬と一緒に散歩に出かけた時、家の庭で1匹の猫と出会いました。アンさんはすぐに家から食べ物を持ってきて、やせ細った猫に食べさせてあげました。

横になる猫出典:Ann Bosche

「私が茂みの近くに容器を置く間、臆病な猫は茂みの下から様子をうかがっていました。その後、彼はお腹をご飯で満たすと、さようならを言って去って行きました。そして次の日の夜、彼はまた戻ってきました。」

ご飯を食べる猫出典:Ann Bosche

それから毎日、猫は朝と夕方になるとポーチに現れ、アンさんを待つようになりました。アンさんはすぐに猫のことが好きになり、『ファンシー』と名づけたそうです。

「私の家には既に2匹の猫と犬が住んでいたため、私の夫はファンシーを保護施設に連れて行こうと言いました。翌朝、私は寂しい気持ちで彼をキャリーケースに入れて施設へと連れて行きました。」

「スタッフがファンシーをキャリーケースから出すと、施設のケージの中に入れました。私が悲しい気持ちで見ていると、彼はケージの鉄の棒に頭をドンと打ちつけて、自分も一緒に帰ると言ってきたのです。」

「私は家に帰ってからずっと泣いていました。」

寝そべる猫出典:Ann Bosche

アンさんはファンシーのことが気になって施設のWEBサイトを確認しましたが、ファンシーの情報は見つかりませんでした。そのためアンさんは、既にファンシーが誰かに引き取られたのだろうと思っていました。

しかし、実際は違っていました。なんとアンさん達が施設を去った20分後に、ファンシーは施設から逃げ出していたのです。

男性と猫出典:Ann Bosche

ある日の早朝、アンさんはキッチンにいた夫の話し声で目を覚ましました。アンさんはこんな朝早くにどうしたのだろうと思い、すぐにキッチンへと向かいました。

「時計を見るとまだ午前5時だったため、誰が家に来たのか不思議でした。そして、私がキッチンに行くと信じられない光景を目撃しました。なんと夫の膝の上にファンシーが座って、夫と話をしていたのです。私は思わず泣き出しました。」

「そして、『ああ、私の赤ちゃん。こんにちはファンシー』と話しかけました。彼は私に気づくと、こちらに向かって走ってきてました。そして、愛らしい声で話しかけてきたのです。私には『やっと見つけた!』と言っているように聞こえました。」

「私はファンシーのそばに天使がいて、私の家に導いてくれたのだと思っています。私はもう彼を手放すことはありません。これからずっと彼と一緒に暮らしていきます。」

くつろぐ猫出典:Ann Bosche

こうして施設を抜け出したファンシーは、施設から8kmほど離れたところにあるアンさんの家に戻ってきました。もうアンさんとファンシーが離れることはありません。これからは同じ屋根の下で、いつまでも一緒に暮らしていくことでしょう♪
出典:Ann Bosche/care2lovemeow

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