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屋根で暮らしていた迷子の子猫。たくさんの愛情を注がれて元気を取り戻すと、幸せいっぱいに喉を鳴らし続ける

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5日前のこと、子猫の『ベネット』と2匹の兄弟が、ある家の屋根で暮らしているところを発見されました。動物に興味のなかった住人は、子猫達を屋根から追い払いました。するとビックリした子猫達は、一斉に隣の家の木へと逃げていったのです。

包まれる子猫出典:Jacqueline DeAmor

その後、隣に住む女性が木の上の子猫達を発見しました。

「女性は子猫達を木から降ろしましたが、ベネットだけは保護することができませんでした。それからしばらくベネットを探し回った女性は、車の下でベネットの姿を発見しました」と地元の保護施設のジャクリーン・デアモールさんは言いました。

ベネットは木から落ちてしまったのか、とても弱々しく、非常に混乱していました。女性はベネットのためにご飯を用意しましたが、ベネットは決して食べようとせず、すぐにどこかへと姿を消してしまったそうです。

女性はベネットを助けるために、動物達の保護活動を行なっているエヴリンさんに連絡をしました。話を聞いたエブリンさんは、いつも養育でお世話になっているジャクリーンさんに、ベネットを助けることができないかと尋ねました。

「私は『もちろん!』と返事をしました。エヴリンは今回のようなケースの場合は、私の専門分野だということを知っていたため、私のところに連絡をしてきました。」

「保護施設に来たベネットは冷たく、非常に衰弱していて、とても混乱していました。ベネットの目はほとんど開いていなくて、鼻は完全に詰まっていました。」

ミルク子猫出典:Jacqueline DeAmor

ジャクリーンさんは栄養豊富なご飯を用意しましたが、ベネットには食欲がありませんでした。そこでジャクリーンさんはシリンジを使って、ベネットの口の中にご飯を流し込みました。またベネットは上気道感染症を患っていたため、抗生物質も飲ませ続けたそうです。

ジャクリーンさんが一日中世話を続けると、2日後にベネットの身体に力が戻ってきました。そしてベネットの鼻が治り始めた時、ジャクリーンさんは「この子はもう大丈夫」と確信したそうです。

見つめる子猫出典:Jacqueline DeAmor

少しずつ元気を取り戻していったベネットは、徐々に好奇心が溢れてきて、ジャクリーンさんと一緒に遊ぶようになりました。

「ベネットは空腹を感じると、小さな声で鳴くようになりました。また、小さなオモチャで遊び始めました。ベネットが保護された時は体温が36度ほどしかありませんでしたが、今は37.9度まで上がっています。」

じっと見る子猫出典:Jacqueline DeAmor

現在、ジャクリーンさんは捕獲器を使って、ベネットのお母さんを保護しようとしています。またベネットの兄弟達は、木から助けてくれた女性によって、しっかりと世話をされているそうです。

保護された時はとても弱々しかったベネットですが、ジャクリーンさんのおかげで、こんなに愛らしい姿を見せてくれるようになりました。

車に乗る子猫出典:Jacqueline DeAmor

そして昨日、ベネットは初めて喉をゴロゴロと鳴らし始めました。

「私がベネットを迎えに行くと、すぐに喉を鳴らし始めて、私の首にすり寄ってきました。ベネットは現在、可愛いシッポを立てながら、小さな遊び場を駆け回るのが大好きです。」

また、すっかり人間慣れしたベネットは、とってもおしゃべり好きになり、ジャクリーンさんに色々なことを話しかけてくるようになったそうです。

チョコンと座る子猫出典:Jacqueline DeAmor

こうして弱々しかったベネットは、保護から5日で大きく変化しました。ベネットはとってもイタズラ好きで、好奇心が旺盛で、冒険好きの子猫に生まれ変わったのです。

見つめる子猫出典:Jacqueline DeAmor

ベネットは毎日が幸せいっぱいのようで、いつもジャクリーンさんの腕の中で丸くなると、喉を鳴らしながら眠りにつくそうです(*´ω`*)
出典:Jacqueline DeAmor/lovemeow

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