ある日、キャシーさんの母親の同僚が、ゴミ捨て場で2匹の子猫を保護しました。しかし、同僚の家では子猫を育てることができなかったため、キャシーさんの母親に連絡してきたのです。
母親はキャシーさんに、子猫達を育てられないかと相談してきました。キャシーさんは家には犬と猫がいましたが、幼い子猫を育てるのは初めてのことでした。しかし、このままでは子猫達が危ないと感じたキャシーさんは、子猫達を預かることを決心したのです。
キャシーさんは家に来た子猫の兄弟に『バターカップ』と『ウェストリー』と名づけました。
キャシーさんは子猫達を動物病院に連れて行きました。そして、まだ子猫達の母親や兄弟がいるかもしれないと思い、子猫達が発見されたゴミ捨て場を4回も確認しに行ったそうです。しかし、母親や兄弟を見つけることはできませんでした。
動物病院に連れてこられた子猫達はとても小さく、非常に弱々しい姿をしていました。獣医さんは衰弱した子猫達を診て、「生き延びる確率は低いだろう…」と言ったそうです。
キャシーさんは家に帰ると、早速シリンジで子猫達にミルクを飲ませてあげました。しかし、飲み込む力がほとんどなく、少ししかミルクを飲まなかったのです。キャシーさんは本当に子達達を育てることができるのか、とても不安になりました。
キャシーさんはそれから3日間、ほとんど眠らずに食事や排泄、体温調整などの世話を続けました。
途中、キャシーさんは極度の睡眠不足のため、叫びたくなったそうです。しかし、4日目の朝を迎えると、峠を越えた子猫達が明らかに元気になっていたのです!
しばらくすると目に感染症を患ってしまった子猫達でしたが、獣医さんが処方してもらった目薬と、キャシーさんの看病のおかげで、無事に完治させることができました。
その間、先住猫の『ギムリ』もキャシーさんに手を貸してくれたそうです。
そして、ついに子猫達の目が開きました!
確実に育ち始めた子猫達は、歩くことも学びました。
育ち盛りの子猫達は、ミルクを飲むたびに身体が大きくなっていったそうです。
また、キャシーさんの夫も子育てを手伝ってくれました。ハグ好きな子猫達は、いつも抱っこされると幸せそうに喉を鳴らし始めるそうです。
そして、いつしか子猫達と離れられなくなったキャシーさんと夫は、子猫達を正式に家族に迎えることにしたのです。
先住犬の『モリー』も子猫達の保護者になりました。モリーは子猫達の相手をするのが大好きで、子猫達にイタズラされても決して怒らないそうです。
家のことを知り尽くしているモリーとギムリは、子猫達に人間のベッドの心地良さを教えてあげました。子猫達はとても気に入ったようで、すぐにベッドのとりこになったそうです♪
そして、あっという間に子猫達は成長しました。でも、たとえ身体が大きくなっても、一番大好きな場所はあの頃と変わらないようです♪
初めて家に来た時の子猫達は、とても小さく弱々しくて、明日を迎えられるか分かりませんでした…
でも今は、温かい家族に囲まれながら健康に暮らし、幸せに溢れているのです。
辛い時期を乗り越えたキャシーさんは、成長した子猫達を抱きしめていると、心の底から幸せを感じるそうです。どうやら子猫達は、命を救ってくれたキャシーさんに、たくさんの恩返しをしているようです(*´ェ`*)