先週の木曜日、アリゾナ州フェニックスの住人が、屋根裏から聞こえてくる子猫の声に気づき、すぐに保護団体『アリゾナ愛護協会』に電話をしました。
緊急動物医療士のアンディ・ギャロさんは、子猫をすぐに救助できるだろうと考えていました。しかし、実際に現場に行ってみると、子猫がコンクリート壁の隙間に落ちていて、助け出すのにかなりの時間が必要だと分かったのです。どうやら子猫は、母猫に咥えられて屋根裏を移動している時に、細い隙間に落ちてしまったようです。
「私はコンクリートを切断しなければならないと分かり、とても驚きました。これは私が今までに行ってきた救助活動の中でも、何本かの指に入るほどの難しさでした」とアンディさんは言いました。
「私は子猫の命を救うために、どんなことでもする覚悟でした。」
アンディさんがコンクリートを切ると、狭い空間の中に子猫を見つけました。アンディさんは壁の中に手を入れると、埃だらけの子猫を慎重に取り出したのです。
壁から助け出された子猫はとても安心したようで、アンディさんの腕に抱きつき、すぐに喉を鳴らし始めたそうです。
その後、保護施設に運ばれた子猫は『ギャビン』と名づけられました。ギャビンはとても幼く、現在は施設のスタッフが2〜3時間おきにミルクを飲ませているそうです。
こうしてギャビンは無事にコンクリートの壁から出ることができました。暗くて狭い場所からアンディさんに助け出された時は、どれほど嬉しかったことでしょう。
幼い命が助かって本当に良かった。これからは家猫として、新しい里親さんと一緒に、幸せに暮らしていって欲しいですね。
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