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妊娠した体でアパートを彷徨っていた猫。保護の直後に出産し、母親のいない迷子の子猫に温かい愛情を注ぐ

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ある日、アパートの敷地内を彷徨い歩く妊娠中の猫に気づいた住人達は、そのまま見て見ぬふりをすることはできませんでした。住人達は地元の保護団体『コースタル・バンド・キャット・レスキュー』に連絡をして、猫を保護してもらうことはできないかと尋ねました。

その後、保護団体の施設にやって来た猫は『フォント』と名付けられ、養育主さんの家に向かいました。するとフォントはまるで自分がいるべき場所がここだと知っていたかのように、到着した瞬間からとても落ち着いて穏やかに過ごし始めました。

そして、フォントはすぐに5匹の男の子を次々と出産しました。

保護された妊娠中の猫出典:CoastalBendCats

しかし、5匹の中で一番小さかった『ウィングディング』と名付けられた子猫は、兄弟達の半分の大きさしかなく、あらゆる手を尽くしましたが助けることができませんでした。ウィングディングは養育主さんに抱きしめられながら、決して孤独を感じることなく息を引き取りました。

残った4匹の子猫達はウィングディングの分まで生きようとしているかのように、たくさんのミルクを飲んで、日に日に大きくなっていきました。

子猫達を出産した母猫出典:CoastalBendCats

最初に生まれた『ガウディ・スタウト』は多指症の子猫で、目立ちたがり屋でみんなの注目を集めるのが大好きです。茶白猫の『ステンシル』は食いしん坊で、いつも一番多くのミルクを飲んでお腹を丸くしています。

『コミック・サンズ』は一番のんびりしていて、お腹を満たした後に脱力しながら養育主さんに甘えるのが好きです。そして、最初の頃は人間の助けを必要としていた『ラヴィー』は、少しのサポートがあれば兄弟達と同じように何でもできることを証明しました。

そんなそれぞれの個性を持った子猫達に、フォントは全ての愛情を注ぎ続けました。

「フォントは素晴らしいお母さんで、赤ちゃん達をとても大切にしています。彼女の愛情いっぱいの世話のおかげで、子猫達はみんなふっくらとしたフワフワの子猫に育ちました」と保護団体のスタッフのメアリー・ハッカビーさんが言いました。

生まれた子猫達出典:CoastalBendCats

そんな中、野外で芝の手入れをしていた作業員達が、茂みの中に置き去りにされていた幼い子猫の姿を発見しました。子猫は生後僅か1週間ほどで、完全に独りぼっちになっていました。

話を聞いた保護団体のスタッフ達はすぐに子猫を引き取って、『ハリストン(愛称:ハリー)』と名付けました。ハリーはフォントの子供達よりも小さく、あらゆる成長が遅れていましたが、スタッフ達は何か特別なものを感じていました。

スタッフ達は親の愛情を切実に必要としていたハリーが、フォントの子供の一員になることを強く望んでいました。

保護された子猫出典:CoastalBendCats

その後、ハリーが養育主さんの家に到着すると、フォントはためらうことなくハリーのことを受け入れました。フォントはすぐにハリーを引き寄せ、ハリーはまるで最初からそこにいたかのように4匹の子猫達の中に自然と溶け込みました。

子猫達はフォントの愛情を吸収しながらすくすくと成長を続け、目がパッチリと開いて、個性が輝き、日を追うごとに自信をつけていきました。そして、猫の親子が里子に出られるようになると、養育主さんの家を後にして保護施設『ザ・キャッテリー』へと引っ越していきました。

成長した子猫達出典:CoastalBendCats

フォントはこれまでずっと子猫達に惜しみなく愛情を注ぎ続け、子猫達を立派に育てました。今度はフォントが甘やかされる番です。きっと愛情深いフォントの前には素敵な家族が現れることでしょう。

「子育てを終えたフォントはこれから生涯の家族の元で静かな生活を送ることになります。彼女はいつまでも安全な家の中で、幸せに満ちた毎日を送っていくことでしょう」とスタッフが話してくれました。

一方の5匹の子猫達にもすぐに新しい家が見つかって、愛情いっぱいのゴロゴロ音で家中を満たし続けていくことでしょう。

大きくなった子猫達出典:CoastalBendCats

こうしてアパートの敷地で彷徨っていたフォントは、出産の直前に保護されて、安全な場所で子育てをすることができました。フォントや大きく育った子猫達は、それぞれの家族に愛されながら、たくさんの幸せと笑顔を家の中に運び続けることでしょう(*´ェ`*)

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