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送るある日、ゴミ収集車から猫の鳴き声のような音が聞こえて来たため、音に気づいた人がすぐに助けを求めました。その後、TNR活動（野良猫の不妊去勢手術を行い、元の場所に戻す活動）を行っている人達が行動を起こし、トラックの中から6匹の子猫達を見つけて保護しました。
「私達は子猫達がゴミ収集車の中で生まれたと考えています。子猫達はトラックが使われていない数日の間に生まれたようでした」と保護施設『AWLA』で養育ボランティアをしているペニー・リチャーズさんが言いました。
救助に向かった人達は母猫を探しましたが、姿を見つけることはできませんでした。そのため彼らは子猫達をペニーさんの元へと連れて行きました。
ペニーさんの家で新しい生活を始めた子猫達は、暖かくて寝心地の良いベッドがあり、自分達の要求に応えてくれる人が近くにいることに大きな喜びを感じました。
6匹の子猫達の中で『ヴィムト』と名付けられた子猫は、他の兄弟が順調に成長してる中、自分の命をつなぐために必死に戦っていました。
ペニーさんはヴィムトに対して集中的な看護を行い、そのおかげでヴィムトは徐々に快方へと向かい始め、兄弟と遊べるほどに回復しました。
一方の兄弟はヴィムトが体調を回復させている間、ヴィムトのことを交代で抱きしめて、まるで安心させようとしているかのように小さな音でゴロゴロと喉を鳴らし続けました。
そして2週間が経つと子猫達の目は大きく開き、耳が立ち上がりました。すると子猫達は寝床の中を動き回るようになって、周囲への好奇心が日に日に増していきました。
そんな子猫達のいる部屋にペニーさんが哺乳瓶を持っていくと、子猫達が保育器の前の方に集まってきて、ペニーさんのことを見つめてきました。
子猫達の中には誰よりもミルクを早く飲みたくて、競い合うように保育器を乗り越えようとする子猫もいました。そして全ての子猫がお腹を満たすと、一斉に毛布の上でお腹を見せながら転がり始めました。
その後、子猫達がベビーサークルに移動すると、先住猫の『コールマン』が手伝いに来てくれました。コールマンはすぐに子守りに取り掛かって、歩く練習を続ける子猫達にずっと付き添ってくれていました。
「子猫達は幼い頃からいつも捕獲器の中でゴロゴロと転がっていました。今の子猫達はチャンスが訪れるたびに私の膝の上に乗ってきて、仰向けでゴロゴロと転がりながら喉を鳴らし続けています。」
ヴィムトはまだ子猫達の中で一番小さいですが、身体の大きさを愛らしい個性で完全に補っています。「ヴィムトは最も勇敢な女の子です。彼女は最初の峠を何とか乗り越えた後、その強い精神で前進し続け、元気でお茶目な子猫になりました。」
今の子猫達は全員が元気いっぱいで、部屋の中を飛び跳ねたり、駆け回ったり、追いかけっこをしたり、格闘したりしています。
「ヴィムトは個性豊かで人間に登るのが大好きです。『ルコザード』は優しくて物静かで、抱っこされるのが大好きです。『ティザー』は兄弟とプロレスごっこをするのが好きで、『イルン・ブルー』はいつも私のそばにいて、食事の時には大きな声で叫んできます。」
「『リルト』はいつも目を細めていて、常に疲れているように見えます。『リベナ』はいつも忙しそうにしていて、何か言いたいことがある時は躊躇することなく話し掛けてきます。」
子猫達はいつも一緒に遊んだり、昼寝をしたりしていて、全員が強い絆で結ばれているのです。
子猫達は家の中を好奇心の赴くままに歩き回ったり、心ゆくまで食べたり、お腹を満たして猫団子状態になって昼寝を楽しんだりしています。
「子猫達はお互いのことが大好きで、決してひとりで眠ることはありません」とペニーさんが嬉しそうに話してくれました。
こうしてゴミ収集車から保護された子猫達は、安全な家の中で新しい暮らしをスタートさせることができました。子猫達は室内生活に心から満足していて、お互いに愛情を注ぎ合いながらすくすくと成長を続けているのです。
出典：fosterkittenhq／lovemeow
