人生に、もふもふを。

お腹の子猫達のために安全な場所を探していた猫。優しい人達のおかげで命をつなぎ、子猫達と共に幸せな人生を歩み始める

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ある日、路上を彷徨い歩く1匹の猫を見つけた人が、猫に飼い主さんがいるかもしれないと思い、ソーシャルメディアに猫の情報を投稿しました。しかし、それからしばらく待っても、その猫が自分の猫だと言う人は現れませんでした。

猫を発見した人は猫のお腹が日に日に大きくなっていることに気づき、妊娠しているのではないかと思うようになりました。そのため猫の世話ができる人を探し始めると、地元の保護施設『タイニー・バット・マイティー・キトゥン・レスキュー』の創設者のメリッサさんが連絡をしてきたのです。

「私は猫のことがとても気になったため、猫を引き取ることに決めました」とメリッサさんが言いました。

『ウィロー』と名づけられた猫は、安心してくつろぐことのできる快適な場所と好きなだけ食べることのできる美味しいご飯、そして楽しいオモチャがたくさんある場所に来られたことに喜びを感じていました。そのためウィローはすぐにこの場所が自分の家だと思うようになり、全ての毛布と柔らかいものを自分のものだと主張するようになったのです。

「ウィローは到着した瞬間から非常に友好的だったため、以前誰かに世話をされていたのかもしれないと思いました。」

こうして安全な場所で過ごし始めたウィローですが、このタイミングで保護されたことが、ウィローやお腹の中の子猫達にとってどれだけ重要なことだったかが後になって分かりました。

ウィローは保護から2週間ほど経つと、突然発作を起こし、救急動物病院へと運ばれました。そして適切な治療とその後のケアで、何とか危険な状態を脱することができたのです。幸いなことにその日以降、ウィローが発作を起こすことはありませんでした。

メリッサさんはウィローの命をつなぐことができたことにホッと胸を撫で下ろしました。「もしウィローがまだ野外にいたら、彼女と子猫達の命は確実に失われていたことでしょう。彼女が間に合うように私達のところに来てくれたことにとても感謝しています。」

その後、ウィローは8月1日の予定日を過ぎてから2匹の子猫を出産しました。メリッサさんはウィローの出産に立ち会いながら、ずっとウィローのことを見守っていました。そしてウィローの出産に問題があると気づいたメリッサさんは、すぐにウィローを救急動物病院へと連れて行ったのです。

獣医さん達がすぐにウィローの状態を確認すると、2匹の大きな身体の子猫がお腹から出られなくなっていることが分かりました。ウィローと子猫達の命を助けるためには、帝王切開をする必要がありました。

ウィローはすぐに手術を受けて、無事に子猫達を出産することができました。その後、ウィローが手術から回復すると、さっそく子猫達に愛情を注ぎ始めました。

ウィローは子猫達を常に清潔に保ち、ミルクをお腹いっぱい飲ませ、寄り添いながら身体を温め、幸せそうに喉を鳴らしながら眠りにつきました。

子猫達はそんな愛情深いウィローのおかげで飛躍的に成長を続け、確実に体重を増やしていきました。子猫達は成長と共に足の使い方を学び、バランスをとりながら動き回れるようになりました。

メリッサさんは子猫達が健康に過ごせているかを確認するために、いつもウィローと一緒に子猫達のことを見守り続けていました。

そんな中、三毛猫の子猫が突然体調を崩し、急激に元気が無くなっていきました。異変に気づいたメリッサさんはすぐに子猫の看護を始め、一晩中子猫の身体を温め続けました。そのおかげで子猫は無事に峠を越えて、再び元気を取り戻すことができたのです。

「子猫は自分の命を決して諦めませんでした。彼女は危険な状態を脱し、毎日体重を増やしていっています。今の彼女は信じられないほど活発で、とってもヤンチャで、何か伝えたいことがある時は躊躇することなく大きな声で話しかけてきます」とメリッサさんが話してくれました。

子猫達が生後2週間を迎えると、好奇心がさらに旺盛になっていきました。ウィローはヨチヨチと歩き始めた子猫達のことをとても誇りに思っていて、子猫達が危険な目に遭わないように、いつも様子を見守っているそうです。

ウィローと4匹の子猫達は毎日幸せそうに過ごしていて、みんなでゴロゴロと喉を鳴らし続けています。ウィローは子猫達と一緒に過ごせることが嬉しくて、全ての愛情を子猫達に注ぎ続けているのです。
出典:Tiny but Mighty Kitten Rescuelovemeow

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