人生に、もふもふを。

建物の中に入れて欲しくて、ドアをノックしていた猫。2日間待ち続けてついに願いが叶うと、幸せいっぱいの猫へと変わる

0

ある夜のこと、「建物の入り口に黒白の猫が座っている」と保護施設『リトル・ワンダラーズ・NYC』に連絡が入りました。猫は安全な場所で過ごしたくて、建物の中に入りたそうにしていました。

「猫はドアを『ノック』していましたが、誰も入れてくれませんでした。猫はそれから2日間ずっとそこに留まり続けていました」と保護施設のスタッフが言いました。

猫の状況を知ったスタッフ達は、すぐに現場に向かいました。そしてスタッフ達が現場に到着すると、猫を心配した地元の人が猫の様子を見守っていました。「猫は寒さの中、全身が雨で濡れていました。」

スタッフ達が猫のそばにキャリーを置くと、猫は既に路上から離れる準備ができていたかのように、すぐにキャリーの中に入ってきました。そして翌日、スタッフのノラさんが猫に必要な治療を受けさせるために、動物病院へと連れて行きました。

猫は疲れていて少し緊張していましたが、雨と寒さから逃れることができたことに安心していました。猫が初めてノラさんに身体を撫でることを許すと、何度も撫でて欲しそうにしてきました。

「猫は少し緊張しながらも、私のことを受け入れてくれました。彼女は抱っこ紐の中や動物病院の診察室でも身体を撫でさせてくれました。彼女は安心できる自分の居場所を強く望んでいました」とノラさんが言いました。

一方、別のスタッフ達は『ノックノック』と名付けた猫を預かってくれる養育主さんを探していました。そして、心優しい夫婦がノックノックの世話を引き受けてくれることになったのです。

その後、新しい家に到着したノックノックは、少し緊張していて控えめでしたが、室内での生活を完全に受け入れていました。

ノックノックはまだ少し内気で、予想外のことが起こるとすぐにトイレの隣に避難しました。

ノックノックの世話を始めたライアンさんは、在宅勤務の合間にノックノックと一緒の時間を過ごして、ノックノックの気持ちを安心させました。そのおかげでノックノックは日に日に新しい生活に溶け込んでいきました。

「ノックノックは私達に徐々に心を開いていって、愛らしい個性を見せてくれるようになりました。」

そんなノックノックはテント型のベッドがとても気に入ったようで、よくその中からライアンさんのことを見つめてきました。そしてライアンさんが近づいて行くと、頭をいっぱい撫でてもらうために向かってきました。

それから数週間で、ノックノックは自信に満ち溢れたお喋り好きの猫へと変わりました。

ノックノックは毎朝モーニングコールで夫婦を起こすと、すぐに朝食と愛情を要求してきました。「ノックノックはヌイグルミで遊ぶのも好きで、いつも興奮しながら飛びついて、何度も猫キックを繰り出しています。そしていっぱい遊んで疲れると、居心地の良い静かな場所で休み始めます。」

またノックノックは毛布に座って、夫婦が何をしているのかを観察するのも好きです。さらにノックノックは窓辺で太陽の光を浴びながら、窓の外の世界を眺めていることもよくあります。

「ノックノックは完全に新しい生活に順応しました。彼女は先住猫達とも仲良くしようとしていますが、どちらかというとひとりでいることの方が好きなようです」とライアンさんが話してくれました。

室内生活を始めた猫出典:littlewanderersnyc

ノックノックは少し前まで野外にいて、ドアをノックしながら建物の中に入りたそうにしていました。でも今のノックノックは安全な室内生活を全身で楽しんでいて、人間の温かい愛情に大きな喜びを感じているのです。

これからもノックノックはたくさんの愛情を吸収しながら、幸せいっぱいの毎日を送っていくことでしょう。
出典:littlewanderersnyclovemeow

この猫の記事を友達にシェアしよう