小屋の近くで助けを求めていた3匹の子猫達。保護先でもお互いに愛情を注ぎ合いながら、幸せな未来に向かって歩み続ける

今年の初め、カナダのモントリオールに住むメルさんが、家の近所で妊娠中の猫と出会いました。メルさんは猫のことが心配になって、ご飯を食べさせてあげました。

それから数週間後、メルさんは再び猫の姿を見つけましたが、悲しいことに野外での厳しい環境の中で命をつなぐことができませんでした。メルさんは猫が既に出産を終わらせていたことに気づき、子猫達が近くに取り残されているのではないかと心配になりました。

メルさんは子猫達を必ず探し出して、安全な場所へと連れて行くことを心に誓いました。メルさんはすぐに周辺を調査し始め、小屋の近くの物陰で3匹の子猫の姿を発見したのです。

子猫達はとてもお腹を空かせながら、おぼつかない足取りで動き回っていました。メルさんは弱っていた子猫達を救い上げると、自宅へと連れて返って、哺乳瓶でミルクを飲ませました。

その後、メルさんは地元の保護施設『シャトン・オルフラン・モントリオール』に連絡をして助けを求めました。そのおかげで3匹の子猫達は、より良い人生を送るためのチャンスを得ることができたのです。

「子猫達は約4週齢で、3匹とも男の子でした。私達は子猫達を『ロケット(灰色)』、『サターニン(クリーム色)』、『オリオン(茶色)』と名づけました」と保護施設のスタッフが言いました。

保護施設に到着した子猫達は、養育ボランティアのマノンさんとアナイスさんの家で養育されることになりました。二人は24時間体制で世話を行い、子猫達が寄り添うための柔らかいものを用意しました。

「子猫達は確実に体重を増やしていき、無事に離乳すると、先住猫達ともとても仲良くなりました。」

子猫達は最初から素晴らしい絆を共有していました。子猫達はお互いにエネルギーを注ぎ合っていて、お互いの視界の外に出ることはほとんどありませんでした。

「子猫達はいつも一緒に養育主さんに抱っこされて、全てのことを一緒に行っています。」

「子猫達の願いは全員で同じ家に行くことです。子猫達はいつもお互いのことを追いかけ合っていて、遊んでいる時もお互いのことをマネし合っています。」

もちろん子猫達は昼寝をする時も一緒です。

サターニンは子猫達の中で一番おっとりとした性格で、兄弟の後ろについていくのが好きなようです。もし兄弟が部屋からいなくなると、サターニアはすぐに兄弟の姿を探し始めます。

オリオンはイタズラ好きで、いつも遊びたそうにしています。オリオンはいつも自信に満ち溢れていて、子猫達のリーダー的な存在です。

ロケットは子猫達の中で一番力が強く、プロレスごっこでは大人の猫にも引けを取りません。

「子猫達はメルさんのおかげで命をつなぐことができました。子猫達は確実に成長を続け、無事に生涯の家に行く準備を整えることができました」と保護施設のスタッフが言いました。

こうして小屋の近くで見つかった子猫達は、安全な家の中で大きく成長することができました。きっと子猫達の前には素敵な里親さんが現れて、いつまでも一緒に幸せな毎日を送っていくことでしょう。
出典：Rescuechatonsmontreal／lovemeow