6月下旬のこと、保護施設『シャスワップ・ポーズ・レスキュー』のケルシー・マクナイトさんが、農場の壁の中で動けなくなっている子猫についての連絡を受けました。子猫はかなり長い時間、助けを求めて鳴き続けていたそうです。ケルシーさんは手遅れになる前に、子猫の救出へと向かいました。
現場に到着したケルシーさんはすぐに屋根に登ると、梱包用の紐を使って2.5m下にいる子猫を引き上げ始めました。「紐を子猫の腕にかけて安全に助け出した瞬間、子猫は嬉しそうにゴロゴロと喉を鳴らし始めました」とケルシーさんは言いました。
子猫は助けてもらえたことに感謝しているようで、幸せそうにケルシーさんに寄り添ってきました。その後、ご飯でお腹を満たした子猫は、ケルシーさんが着ていたジャケットの中で丸くなって、大きな音で喉を鳴らし始めたそうです。
ケルシーさんは助け出した子猫に『エバン』と名づけました。保護施設から養育主さんの家へと移ったエバンは、そこで他の保護子猫達に出会いました。
エバンはすぐに新しい友達を抱き締めたり、追いかけたりして、自分がひとりではないことを確認しているようでした。中でもエバンは『ボンド』という名前の茶トラの子猫のことが大好きになりました。
ボンドはとても社交的な性格で、誰にでも優しく接する子猫でした。そんなボンドがエバンと出会った瞬間、まるでエバンに必要なものが分かっているかのように、優しく抱き締めて、ピッタリと寄り添い始めたのです。
ボンドはエバンを包み込みながら顔を舐めて、一緒の時間を過ごしました。エバンはそのことがとても嬉しかったようで、満足そうに喉をゴロゴロと鳴らし続けたそうです。
その後ふたりは一緒になって、幸せそうに眠りに落ちていきました。
保護された時は独りぼっちだったエバンでしたが、他の子猫達と過ごしているうちに完全に心が開花しました。
エバンは時々、他の子猫達の枕代わりになることもあるそうです(*´ェ`*)
また、出会った瞬間にとても仲良くなったエバンとボンドは、お互いに腕を掛け合いながら昼寝をしていることがよくあります。その姿はとっても愛らしくて、いつも養育主さんの心を温めているそうです♪
そしてエバンは目を覚ましてからもボンドのことを離さずに、いつまでもギュッと抱き締め続けているそうです♪
こうして優しい人達に保護された子猫達は、安全な家の中で快適な生活を送り始めました。子猫達はもう避難場所や食べ物を心配する必要ありません。子猫達はこれからもたくさんの愛情を感じながら、幸せいっぱいの人生を歩んでいくことでしょう(*´ω`*)
出典:Kelsey McKnight/Christine Ellis/lovemeow