先月、保護施設『ミニ・キャット・タウン』のスタッフのローラ・マローンさんの元に助けが必要な猫の親子についての連絡が入りました。猫の親子は最初、別の保護施設に運ばれて、そこのスタッフからローラさんに連絡がありました。
「親子がどこから来たのかは分かりません。でも母親の体重と人間慣れしている様子を見ると、以前誰かに世話をしてもらっていたのかもしれません」とローラさんが言いました。
ローラさんは親子を引き取ることを躊躇しませんでした。その後、ローラさんが親子を迎えに行くと、4匹の子猫全員が美しくて珍しいブラウンの毛色を持っていることに気づきました。
「子猫達はみんな女の子でした。2匹は全身がブラウンで、残りの2匹は顔と胸、そして足の先に白い模様があります。」
「鼻と肉球はピンクがかったブラウンに見えるため、今のところお母さんのような黒猫にはならないように思っています。私は子猫達の毛色がこの先もずっと変わらないような気がしています。もしそうだとしたら、とても珍しいことです。」
子猫達のようなブラウンの猫はとても珍しく、黒色遺伝子の遺伝子変化によってのみ現れます。「特に保護猫としては、かなり稀なことです。」
『マーズ』と名づけられた母猫は、最初は新しい環境に戸惑っていましたが、ここが子猫達にとって安全な場所だと気づくと、すぐに様子が変わり始めました。
「最初の夜、マーズはあらゆる物音や動きに唸り声を上げて、強く威嚇してきました。でも子猫達が安全だと分かると心を完全に開き、愛情を求めてくるようになりました。」
マーズはローラさんのことを信頼し、自分の子供達(ハーシー、リーズ、ツイックス、ルース)を触ることを許しました。そしてマーズは周りの人達に挨拶をするようになり、嬉しそうに柔らかいものをこねるようになりました。
そんなお母さんに見守られながら、子猫達は幸せそうに過ごしています。また子猫達が足の使い方を理解すると、身の回りの探索に出かけるようになりました。
「ハーシーは大きくて丸い額をしています。ルーズは姉妹の中で一番小さく、額が狭く、アーモンドのような形の目をしています。ツイックスは白いアゴをしていて、リースは鼻の近くに白い斑点があり、今のところ姉妹の中で最も外向的な性格です。」
そしてマーズお母さんはとても愛情深く、愛らしい個性の持ち主です。
「私はマーズを少しでも早く新しい環境に慣らすために、毎回猫部屋に入るたびに『こんにちはママ』と話しかけるようにしていました。」
「そして現在、私が部屋に入るとすぐにマーズの頭が寝床から飛び出して、私を迎えるために走ってきます。また食事の準備をしている時も、いつも私の後を追いかけてきて、足に頭をこすりつけてきます。」
そんな愛らしいマーズのおかげで子猫達は確実に成長を続けていて、より大きく、より強く、より活発になっているそうです。
子猫達は寝床の外で多くの時間を過ごすようになり、お互いに遊んだり、レスリングをしたりしています。マーズはそんな子猫達のそばにいつもいて、子猫達の成長を温かく見守っています。
マーズは常に子猫達のことを大切に思っていて、子猫達の鳴き声を聞くとすぐに駆け寄って、愛情いっぱいに毛づくろいを始めるそうです。
こうして猫の親子はローラさんの家で新しい人生を歩み始めました。これからも親子はお互いに愛情を注ぎ合いながら、楽しい毎日を送っていくことでしょう(*´ω`*)
出典:fosterkittyfamily/lovemeow