人生に、もふもふを。

寄り添い合いながら、お互いのことを守り続けていた子猫達。保護されて安心すると、元気いっぱいに喉を鳴らし始める

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1月の上旬、オーストラリアのメルボルンの街を歩いていた人達が、ビルの隙間から聞こえてくる鳴き声に気づきました。すぐに声のする方に向かうと、ゴミ箱のそばで寄り添い合う、4匹の子猫の姿を発見したのです。

包まれる子猫達出典:kitty_fostering_oz (lovemeow)

子猫達は生後2週半くらいで、お母さんを求めて必死に鳴いていました。子猫達を発見した人達はすぐに保護すると、地元の保護施設『チェルトナム・キャット・レスキュー』へと連絡をしました。

子猫達は非常に痩せ細っていて、全身が汚れていました。そんな子猫達のことを知った養育ボランティアのアンバーさんは、すぐに子猫達を引き受けることを申し出ました。

「子猫達はとても怖がっていて、空腹で、栄養失調で、今の状況に混乱していました」とアンバーさんは言いました。

寄り添う子猫達出典:kitty_fostering_oz

アンバーさんがご飯を用意すると、子猫達は大きな声で鳴き始めました。特に足に怪我を負っていた三毛猫は、一番大きな声で鳴いてきたそうです。

子猫達は物凄い勢いでご飯を食べて、お腹を満たすとすぐに眠り始めました。子猫達はとても疲れていたようで、その日は一回も目を覚まさずに眠り続けたそうです。

「翌日になって目を覚ました子猫達は、暖かいベッドの上で喉を鳴らし始め、抱っこを要求してきました。」

鳴く子猫出典:kitty_fostering_oz

保護された4匹のうちの2匹が男の子で『エズラ』『デヤ』と名づけられました。2匹はとても仲良しで、最初から切り離すことのできない存在でした。残りの2匹は女の子で『カルマ』『シア』と名づけられました。2匹はいつもエズラとデヤの近くで過ごしながら、お互いに寄り添い合っているそうです。

子猫達はまだ毛づくろいが上手くできないため、いつもアンバーさんが歯ブラシで毛づくろいの手伝いをしているそうです。

毛づくろいされる子猫出典:kitty_fostering_oz

「子猫達が保護された時、カルマの足は曲がっていました。獣医さんは彼女にギプスをして、足を固定しました。」

しばらくギプスをつけることになったカルマですが、本人は特にそのことを気にしていないようです。カルマはまるでギプスをしていないかのように遊び回って、いつも楽しそうに部屋中を冒険しているのです。

見つめる子猫出典:kitty_fostering_oz

またシアは他の兄弟よりも体重が軽く、保護された時の体重は120gでした。でもたくさんのご飯を食べたおかげで、2週間後には他の兄弟に追いつくことができたそうです。

じっと見つめる子猫出典:kitty_fostering_oz

あの日、路上で鳴いていた子猫達は、必死に誰かの助けを求めていました。しかし今の子猫達は、食べ物や助けを求めて叫ぶ代わりに、柔らかくて暖かいベッドで寄り添いながら、喉をゴロゴロと鳴らし続けているのです。

暖かそうな子猫達出典:kitty_fostering_oz

「子猫達はそれぞれに素敵な個性を持った、とっても愛らしい存在です。生まれてからしばらくの間は辛い時期が続きましたが、子猫達はお互いのことを守りながら、それを乗り越えてきました。」

可愛い子猫出典:kitty_fostering_oz

「子猫達は自分達が愛されていることを知っていて、今の生活にとても満足しています」とアンバーさんは話してくれました。

幸せな子猫出典:kitty_fostering_oz

こうして大きな声で助けを求めていた子猫達は、手遅れになる前に保護されて、新しい人生をスタートさせることができました。子猫達はいつも喉を鳴らしながら、愛情いっぱいの今の暮らしに心から幸せを感じているのです(*´ω`*)
出典:kitty_fostering_ozlovemeow

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