先週のある朝のこと、マロニー・ブレイジーが仕事に行くために目を覚ますと、猫のベッドに愛猫ではない生き物がいることに気づきました。
「私がキッチンを通過した時、私はベッドの上に大きな耳を見つけました。私はそのまま洗面所に行きましたが、さっきの耳が気になって戻ってみると、それは明らかに猫の耳ではありませんでした!」とマロニーさんは言いました。
何とそこにはキツネがいたのです。どうやら愛猫が外に出ている間に、開いていた窓から入って来て、猫のベッドを占領してしまったようです。
マロニーさんが部屋の明かりをつけると、キツネは家から出て行こうとせずに、逆にマロニーさんをじっと見つめ返してきました。
出典:Meloney Blazye
「私はキツネを見て、キツネは私を見ました。キツネは全く私のことを怖がっていませんでした。」
マロニーさんはどうすればいいか分からず、予想外の宿泊客を安全に送り出すために、誰かを呼ぼうと考えました。するとその瞬間、愛猫の『ジョージ』がバスルームの窓から帰って来て、ベッドの方へと駆け寄って行ったのです。ジョージは他の誰ともベッドを共有しようとは考えていなかったため、キツネを威嚇し始めました。
「キツネは特に争おうとはしませんでした。キツネはまるで何年もこの家に住んでいたかのように落ち着いていて、『どうしてそんなに騒いでいるの?』と不思議そうな表情を見せたのです。」
そんな冷静なキツネにマロニーさんはゆっくりと近づき、念のため疥癬(かいせん。ヒゼンダニの寄生による皮膚感染症)や病気になっていないことを確認しました。そして、キツネを外に出すために、ジョージのベッドを叩きました。しかし、それでもキツネが動かなかったため、今後はベッドを傾けると、ついに重い腰を上げて、窓から外へと出て行ったそうです。
出典:Meloney Blazye
「その後、窓を閉めていなかったら、確実にキツネは戻って来たことでしょう。キツネはどうしても外に出たくなかったようで、庭に出てから数分間、私とジョージのことをじっと見つめていました。」
数日後、マロニーさんは隣の家のデッキの下でキツネの姿を見ましたが、あの日以来、家の中に入ってくることはなくなったそうです。
「あのキツネは私の常識を吹き飛ばしました。私は今までに家に入ってくる野生動物に出会ったことがありませんでした。キツネをこんなに間近で見たのは初めてのことで、彼の行動にはとても驚かされました!」とマロニーさんは興奮気味に話してくれました。